第43回世界遺産委員会(2019)にて新規登録された世界遺産一覧

2019.07.17

アゼルバイジャンのバクーで行われていた第43回世界遺産委員会が閉幕しました。今回新たに登録となったのは以下の29件(文化遺産24件、自然遺産4件、複合遺産1件)です。

文化遺産
百舌鳥・古市古墳群
ライティング=オン=ストーン/アイシナイピ
アウクスブルクの水利管理システム
フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群
書院 - 韓国の新儒学教育機関群
ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域
マフラ王家の建物‐宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園(タパダ)
リスコ・カイドとグラン・カナリア島の聖なる山々の文化的景観
サワルントのオンビリン炭鉱遺産
シエンクワーン - ジャール平原の巨大石壺遺跡群
コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコ栽培丘陵群
クラドルビ・ナト・ラベムにおける儀式用馬の繁殖と訓練の風景
クシェミオンキの先史時代縞状燧石採掘地域
ジョドレルバンク天文台
ラジャスタン州のジャイプール市街
シェキの歴史地区とハーンの宮殿
エルツ山地 / クルスナホリ 鉱業地域
ディルムンの墳墓群
プスコフ建築派の聖堂群
バッジ・ビムの文化的景観
バガン
バビロン
良渚古城遺跡
ブルキナファソの古代製鉄遺跡群

自然遺産
ヴァトナヨークトル国立公園-炎と氷のダイナミックな自然
中国黄海-渤海沿岸の渡り鳥保護区群 (第一段階)
ヒルカニア森林群
フランス領南方地域の陸と海

複合遺産
パラチーとグランデ島の文化および生物多様性

総評:前回の世界遺産委員会では新規登録は19件でしたが、今回29件と大幅に件数が増えました。またバガンやバビロン、そして仁徳天皇陵といった著名な遺産の登録が目立った回でもありました。

次年度の世界遺産委員会(2020年:第44回)は中国の福州での開催となります。