アフリカ/南アメリカ (iv)/(vii)/(ix) 負の遺産/壁画/滝 の世界遺産
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世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。
例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
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チリビケテ国立公園「ジャガーのマロカ」
英名:Chiribiquete National Park – “The Maloca of the Jaguar” コロンビアでは国内最大の保護区。 2万年以上昔の75,000点を超える岩陰遺跡や岩絵が残り狩猟の場、戦い、踊り、儀式が描かれている。 権力と豊饒の象徴であるジャガーは崇拝され、また住居跡はなくこの場所は神聖な場所だったと考えられている。
登録国 コロンビア 登録年 2018年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (ix) , (x) -
ンバンザ=コンゴの歴史地区
英名:Mbanza Kongo, Vestiges of the Capital of the former Kingdom of Kongo アンゴラとコンゴ民主共和国の国境付近に位置する、コンゴ王国時代の歴史地区。14世紀から19世紀にかけて同王国の首都として栄えたちである。 2017年に登録決定となり、アンゴラとしては初の保有世界遺産となった。
登録国 アンゴラ 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
エネディ山地:自然および文化的景観
チャド共和国北東部に位置するエネディ山地。 風や水の浸食によって生成された崖や渓谷が印象的な形(アーチ、きのこ形、くさび形など)になっており、独特の景観が見られる。また、住居や洞窟の表面には多数の絵や彫刻がなされている。 自然美と、この地を生きてきた人類の営みの両面が評価され「文化的景観」に指定されるとともに複合遺産として世界遺産登録された。
登録国 チャド 登録年 2016年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (vii) , (ix) -
ラバト:近代都市と歴史的都市が共存する首都
モロッコ北西の同国首都ラバトは、20世紀前半のフランス保護領時代に計画的に改造された、新市街と旧市街が一体となって独自の都市を作り上げた好例。 新市街はヨーロッパ的な建物、旧市街には12〜17世紀のイスラーム時代のマグレブの建物(ムワッヒド城壁など)が残っている。
登録国 モロッコ 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
グラン・バッサム歴史都市
コートジボワール最初の首都である古都グラン・バッサムは同国初の文化遺産。 フランスが19世紀終盤から20世紀初頭にかけて建設した植民都市の代表例。 独立運動の様子を今に伝え、ヨーロッパ人とアフリカ人の複雑な社会的交流を窺い知れる点で貴重である。
登録国 コートジボワール 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
メロエ島の古代遺跡群
スーダン共和国、ナイル川とアトバラ川に挟まれた荒野に臨み、紀元前から紀元後4世紀にかけて支配したクシュ王国の中心地であった。 クシュ王国の二大文化であるナパタ文化(「ゲベル・バルカルの遺跡群」として別の世界遺産で登録されている)とメロエ文化(本遺産)のひとつ。メロエ島は鉄鉱石が豊富に採掘されたため、アフリカの黒人史上最初の鉄騎製造の中心地と...
登録国 スーダン 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (v) -
マサガン(アル・ジャジーダ)のポルトガル都市
マサガンの城壁はカサブランカの南西90㎞付近、大西洋に面するポルトガル旧市街の一角にある。 16世紀初期にポルトガル人に征服され城塞都市が築かれ1769年までポルトガル領だった。 マヌエル様式の聖母被昇天教会や貯水槽などが残る。
登録国 モロッコ 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
マプングブエの文化的景観
マプングブエは、リンポポ川とシャシ川の合流点である、ジンバブエとボツワナとの国境沿いに位置する。 ショナ王国の前身と目される集団が拠点とし、1050年から1270年に繁栄したと考えられている。 この古都市はアフリカ南部の交易ルートの中心となり、14世紀に放棄されるまでは、アラビア・インド・中国とのインド洋交易発展した。マプングプエの丘と呼ばれる巨大な岩山辺りに、ほ...
登録国 南アフリカ 登録年 2003年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (v) -
パラマリボ市街歴史地区
南米で最小の独立国、スリナムの首都パラマリボ。スリナム川河口の上流左岸に位置している歴史地区である。 現地民文化と西欧文化の入り混じったクレオール文化にオランダの様式が合わさった独特な景観が広がっている。白い壁と張り出したベランダが特徴的な木造建築であり、現在の街並みはそういった旧オランダ植民地時代の特徴をそのままに残している。
登録国 スリナム 登録年 2002年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
マロティ‐ドラケンスバーグ公園
アフリカ大陸南部、マロティ‐ドラケンスバーグ山脈の自然と、壁画等に残る人類の痕跡が文化遺産として認められ複合遺産として登録された。 はじめ2000年に南アフリカの「ウクハランバ/ドラケンスバーグ公園」が登録されたが、2013年にレソトのセサバテーベ国立公園が追加登録された。レソトにとっては初の世界遺産である。 壁画はサン族によって4000年以上に渡って描かれた...
登録国 レソト , 南アフリカ 登録年 2000年 分類 複合遺産 登録基準 (i) , (iii) , (vii) , (x) -
ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
ボリビア東部、チチカカ湖の南方に位置する、標高3000mを超える高原に残されたプレ・インカの都市遺跡。 スペイン支配以前の6〜10世紀に最盛期を迎えていたと考えられており、アンデス山脈以南を配下に治めていたとみられている。 アカバナという18mのピラミッドや、一枚岩で作られた太陽の門などが残っているが、文字を持たなかったためどのような民族であったか詳し...
登録国 ボリビア 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ノエル・ケンプ・メルカード国立公園
ボリビア北東部でブラジルとの国境に接する国立公園。この地を調査研究した学者ノエル・ケンプ・メルカードに因んで名付けられた。 152万haを超える、アマゾン川流域最大の広さを持つ国立公園であり未開発な原生状態を保っている。 200mから1000mにいたる標高差により、熱帯性草原であるセラードのサバンナ、森林からの高地アマゾンの常緑樹林、湿地といった様々な動植物が生...
登録国 ボリビア 登録年 2000年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区
エクアドル中南部、アンデス山脈に囲まれた都市クエンカの歴史地区は、標高2,580mの高原に位置している。 1557年に建設が開始されたこの街は、植民地時代の道路や大理石の建造物、サント・ドミンゴ教会堂や修道院などが残っており、異文化と融合したスペインの植民都市計画の成功例とされている。
登録国 エクアドル 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
ディアマンティーナ歴史地区
ブラジル南東部ミナス・ジェイラス州中部、標高1000mを超える高原に位置する都市。 ディアマンティーナとはポルトガル語で「ダイアモンド」を意味する通り、ダイヤの採掘で栄えた街である。 聖フランシス教会やバロック様式の建築が残っている。
登録国 ブラジル 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
サン・ルイス歴史地区
ブラジル北東部に位置するサンルイス歴史地区であり、かつて砂糖や綿花の貿易港として栄えた。 この地はブラジルで唯一フランス人が建設した街である。その後オランダやポルトガルなど支配を変えたことでも知られる。 中心部には、当初の基盤目模様の街路設計が完全な形で残されている。20世紀初期に経済不況が起こったため多数の歴史的建造物が生き残っている。
登録国 ブラジル 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v)