アフリカ/アジア 文化遺産 (ii)/(iv)/(v) の世界遺産
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アフリカ/アジア, 文化遺産, (ii)/(iv)/(v), トランスバウンダリーサイト/壁画/古代都市
「国境を越える遺産」である。
国境とは時代とともに今なお変化するものであるが、それにより構成遺産を区切ることは正しい態度であるとは言い難い。
自然遺産に関して言えば、自然環境は国境により線が引けるものではないし、文化遺産に関しても国を跨いで存在する遺産は現に存在している。
国という括りに捉われず純粋に遺産としてのまとまりを示すものがトランスバウンダリーサイトである。
検索結果 83 件中 61〜80 件表示
並び順 :
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シリア北部に位置するアレッポは世界最古の都市の一つ。
BC2000頃からメソポタミアと地中海とを結ぶ交易や軍事の要衝として栄えた。
迷路のように入り組んだス-ク(市場)、商人たちの集ったキャラバンサライ(隊商宿)のハーン・アル・ムジュルクは、イスラーム化したこの街を物語っており、アレッポ城が、丘の上に象徴的にそびえている。
2013年にシリア内戦によ...
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ジンバブエ高原、花崗岩で作られた建造物が並ぶ遺跡群。15世紀頃のトルワ国の首都として機能していた。
この地は大ジンバブエを放棄したロズウィ族が移り住んで都市を建設したと考えられており、後また放棄された。
中国やポルトガルの焼き物などが見つかっていることから、交易を行っていたことが窺える。
登録国 |
ジンバブエ |
登録年 |
1986年 |
分類 |
文化遺産
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登録基準 |
(iii)
, (iv)
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インド南部、カルナータカ州東部の旧都ハンピ。
14〜16世紀にこの地を支配していたヒンドゥ教国家のヴィジャヤナガル王国は、この地に王都を築いた。最盛期を率いたのはクリシュナ・デーヴァ・ラーヤ王であった。
16世紀中頃、イスラム勢に侵攻されこの地は廃墟となった。
1986年に世界遺産登録され、2012年には範囲が変更となった。
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アンカラより東約150kmほどのトルコ中央部、標高約1000mのアナトリア高原に位置する城塞都市ハットゥッシャは、紀元前17〜前13世紀に小アジアで反映したヒッタイト王国の首都として知られる。紀元前12世紀頃に地中海より侵入してきた「海の民」に滅ぼされた。
ヤズルカヤ神殿や獅子の門、地下道、王宮など古代都市の遺構が残されている。
また、前13世紀にヒッタイト...
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イラク北部モスルの南西約100kmに位置する、直径2kmの円形の二重城壁に囲まれた隊商都市。
パルティア王国の軍事拠点であったこの円形都市は、2~3世紀にかけて軍事・商業・宗教の中心として栄えた。堅固な城壁によってローマ軍を退けるなどその防御力は特筆すべきものだった。
ISが遺跡を破壊していることが懸念され2015年に危機遺産リスト入りした。
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ベナン南部にかつてあったアフリカ人の国アボメー王国の王宮群。
この王国の民フォン人が土で作った建築物であり、王を象徴する壁画やレリーフで飾られている。
歴代の王は奴隷貿易の利権を独占しており、一帯は「奴隷海岸」と呼ばれることもあった。
世界遺産登録の前年に竜巻被害を受けたため、登録と同時に危機遺産リストに記載されたが2007年にはリストから脱した。
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ヨルダン南部に紀元前2世紀頃、ナバテア王国の首都として作られたペトラでは、自然の岩山を堀り抜いて都を建造した。
ローマの属州となってからも隊商都市として栄え、キリスト教の教会が建設された時期を経て、イスラムの支配に入った後に十字軍の城塞となり、その後は衰退して忘れ去られた。時を経て1812年に偶然に発見された。
周囲に住むベドウィンからはファラ...
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ヨルダンの首都アンマンの東方に位置する、クサイル・アムラとも呼ばれるアムラ城。
ハマムという浴場施設を等を有したウマイヤ朝時代の遺跡である。
イスラームでは珍しいデザインのフレスコ画に覆われている。
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レバノンの首都ベイルート東方、ベカー高原にある宗教都市遺跡。
ヘレニズム時代からへリオポリス(太陽の都)と呼ばれたこの地には、フェニキア人によって最初の都市が築かれたが、ローマ帝国に征服されて多くの神殿が作られた。有名なものは柱頭がコリント式で、帝国最大級のユピテル神殿であり、他にもバッカス神殿などがある。
登録国 |
レバノン |
登録年 |
1984年 |
分類 |
文化遺産
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登録基準 |
(i)
, (iv)
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レバノンの東部、ベカー高原に位置する同国唯一の城塞都市遺跡アンジャル。
8世紀初頭、ウマイヤ朝のカリフであるアルワリード1世の命で保養地にする目的で建設された。中心に建てられた王宮を中心にモスクや公衆浴場などが作られた。
現在は2層アーチの王宮の一部が復元されている。
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レバノンの首都ベイルートの北にある世界最古の都市のひとつであり、現在名はジュバイルとして知られる。
紀元前3000年頃からはフェニキア人の交易で栄え、ローマ帝国やイスラム勢力等支配層が変遷してきた。
ランドマークにもなっている十字軍の要塞からは、新石器時代の住居、フェニキア王の9墓所、ローマ劇場跡、エジプト時代の多数のオベリスクなど、この街の様々な遺跡を見渡す...
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マハラーシュートラ州北部、ワゴーラー川の河岸にある断崖を500m以上に渡り断続的に掘って築かれた約30の石窟からなる古代の仏教石窟寺院群。
古くは紀元前2世紀に開窟されていたが一旦終了し、グプタ朝最盛期の5〜7世紀に再度作られた。
洞窟の種類としては、ストゥーパを安置したチャイティヤ窟、僧侶たちが住んでいたヴィハーラ窟がある。
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アルジェリアの首都アルジェから東方約250kmに位置する都市遺跡。
1世紀にローマ人が侵攻し建設され、2世紀から3世紀に渡り全盛期を迎えた。神殿、劇場、凱旋門、共同浴場などのローマ帝国後期の壮大な遺跡が残っている。地名は、アラビア語で美しい街という意味である。
登録国 |
アルジェリア |
登録年 |
1982年 |
分類 |
文化遺産
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登録基準 |
(iii)
, (iv)
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スリランカ、セイロン島中央部の平原にそびえる高さ180mのシギリヤ・ロックの頂上にある宮殿跡。
シンハラ王朝のカッサパ1世により5世紀後半に建造された。
シーギリヤ・レディと呼ばれる女性の壁画が特に有名である。
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リビア北東部、地中海にほど近い場所に建設された古代都市キュレネ(クーリネ、キレーネとも)。
アポロンの神託を受けたことを契機に、ギリシャのサントリーニ島(ティラ島)に住む人々の植民都市として紀元前630年頃生まれた。
ギリシャのアテネやシチリアのシラクサに次ぐ規模のアクロポリスや、ドーリア式列柱のゼウス神殿が作られ地中海貿易の要所...
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リビアの首都トリポリの東約100kmに位置する古代都市遺跡。
紀元前10年、フェニキア人の街として建設され、2世紀初頭にはローマの植民都市となった。
その後この地出身のセプティミウス・セウェルスがローマ皇帝として即位すると、自らの故郷であるレプティスの街に多くの建造物を作り、他のローマ帝国の都に比肩されるほどの大都市となった。
セウェルス帝の凱旋門...
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パキスタン、インダス川下流の街カラチから約300km北に位置するインダス文明最古にして最大の古代都市。
20世紀の前半にインド人学者により発見された現地の言葉で「死の丘」を意味する、紀元前2300〜前1800年頃までの遺跡。
約1.6km四方の遺跡には、綿密な都市計画に基づいた街路や高度な水利システムが整備されており、東の市街地にはレンガ造りの人家が立ち並び、...
登録国 |
パキスタン |
登録年 |
1980年 |
分類 |
文化遺産
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登録基準 |
(ii)
, (iii)
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シリア、首都ダマスカスの北東約215kmほどに位置し、シリア砂漠の中に存在する古代遺跡。
パルミラとはギリシャ語で「ナツメヤシ」を意味する言葉が語源とである。
紀元前1~後3世紀にかけて、シルクロードの要衝としてローマ世界とアジア地域を結ぶ隊商都市となった。2世紀にハドリアヌス帝から自由都市の資格を与えられたことにより発展したが、3世紀にゼノビアがロ...
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エチオピア北部の街で、ティグレ州に位置する。
エチオピア最古の都市とされており、1世紀頃に建国されたアスクム王国の首都の遺跡。エチオピア正教会はこの地にモーセの十戒を刻んだ石版を納めた「契約の箱(アーク)」があると主張している。
この遺跡で象徴的なオベリスク(石柱)が130ほど確認されているが、特に「2号ステラ」という石柱はムッソリーニに...
登録国 |
エチオピア |
登録年 |
1980年 |
分類 |
文化遺産
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登録基準 |
(i)
, (iv)
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チュニジアの地中海沿岸、首都チュニス付近にあるカルタゴ遺跡。
カルタゴは紀元前9世紀頃に フェニキア人が築いた、当時地中海を制した貿易都市である。
数次に渡るポエニ戦争でローマに壊滅させられたが、カエサルが植民都市として再建させた。
ビュルサの丘に作られた城塞や住宅跡から、カルタゴが高度な文明を有していたことが判明している。