文化的景観/壁画/国立公園 の世界遺産
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文化的景観/壁画/国立公園
端的に言うと文化遺産と自然遺産の境界に位置する遺産と言える。「自然と人間の共同作業」という語に要約される通り自然環境によって制約と影響を受けることで育まれた文化や景観を指すが、大きく以下の3種に大別される。 ①意匠された景観:庭園・公園・宗教空間など、人間によって意図的に設計され想像された景観 ②有機的に進化する景観:自然環境に対応して形成された景観。さらに「残存する景観」と「継続する景観」に分けられる ③関連する景観:自然がその地の民に大きく影響を与えることにより、宗教的・芸術的・文学的な要素と強く関連した景観
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ボリビア南部のアンデス山脈、標高約4,000mに位置するかつて銀鉱山で栄えた都市。
1545年mこの地に銀鉱が発見された直後にスペイン人によって街が建設され、セロ・リコ (富の山)と呼ばれた銀山からの収益を背景に多くの建造物が造られた。
メスティソ様式の特徴を強く示し、旧貨幣局 、サン・ロレンソ教会などの聖堂、市長の家、エレーラ邸(現大学)といった建物が現...
メキシコのオアハカ州の州都であり南シエラマドレ山脈の標高1,550メートルほどの高地に位置しているオアハカ。
モンテ=アルバンは、オアハカ市街の西方10km、盆地の山の頂上を平らにして築かれた紀元前500年頃〜後800年頃までの遺跡である。同じメキシコのテオティワカンとの交流の跡が伺える。
メキシコ・シティの南東に位置する、16世紀にスペインから来たキリスト教宣教団により建設された植民都市。
天使のお告げが街を作るきっかけだったという伝説から「天使の街」とも呼ばれており、街を特徴づける装飾タイルはスペインが持ち込んだアズレージョ の影響を受けている。
高さ70mのふたつの鐘楼をもつカテドラルやロザリオの聖母礼拝堂 が見所である。
登録国
メキシコ
登録年
1987年
分類
文化遺産
登録基準
(ii)
, (iv)
メキシコ最大の都市メキシコ・シティの歴史地区。
16世紀、アステカがスペイン軍に滅ぼされたことによりこの地に都市の建設が始まった。原型はアステカ王国の首都「テノチティトラン 」であった。所々に残る遺跡とキリスト教建築が相まって歴史を物語る街並みを形成している。
ソチミルコはアステカの文化を色濃く残し、運河を小舟が行き交う伝統的景観をみることができる。
パレンケは、メキシコ南東部のチアパス州のユカタン半島付け根部分にある、古代マヤの都市遺跡である。
スペイン人により発見されその後大規模な発掘調査が行われた。7世紀、パカル王時代の宮殿や神殿、ピラミッドなどが見つかっている。
ロケットに乗り操縦桿を握る人物に見えると話題になった石棺の浮き彫りはこの地のものである。
甘粛省敦煌にある莫高窟(ばっこうくつ)は仏教石窟寺院の遺跡である。
オアシス都市であった敦煌はシルクロードの中継地点 として発展した過去を持つ。
南北約1600mにわたり490もの石窟があり、そのうち約400の石窟の内部には、仏教の教えを描いた壁画や仏像が残されている。
また敦煌文書 と呼ばれる経典や資料が偶然発掘されており、当時を研究する上での貴重なドキ...
イエメンの首都サナアの中心地。旧約聖書、ノアの方舟の登場人物であるノアの息子セムが建設したという伝説が残る。
紀元前10世紀には既に乳香貿易 によって繁栄しており、世界最古の都市のひとつとされる。
かつては5つの門と64のミナレットが建っていた。特にイエメン門 が保存状態が良く有名である。
アドベ と呼ばれる日干しレンガで作られた6000棟以上の高...
スコットランド北西に約180km、北大西洋上に浮かぶイギリス領セント・ギルダ諸島。
火山活動により生まれたこの島々はフルマカモメ・ニシツノメドリといった海鳥の繁殖地 になっている。これらの生物の棲息と自然環境によって1986年に自然遺産に登録された。
現在は無人島であるが、この厳しい環境下で人類が生息していた痕跡や巨石遺跡が発見されており、その文化的な面も考...
オーストラリア、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の一部に跨り、多数の国立公園や自然保護区からなる。
ナンキョクブナ 等の太古からの森林地帯に希少生物が棲息している。
1986年に世界遺産登録され、1994年に登録範囲が拡大された。
スペイン西部、エストレマドゥーラ州カセレス県の県都カセレスの古い市壁に囲まれた旧市街。
紀元前25年に帝政ローマによって築かれた街であり、後にイベリア半島のアラブ化の波に飲まれイスラム勢力化に入った。市壁はこの当時のものである。
ゴシック・ムデハル様式 で建てられた貴族の邸宅であるゴルフィネス・デ・アバホ邸 や、エストレーリャ門、サンタ・マリア教...
カナリア諸島ゴメラ島内にあるガラホナイ山 を含んだ国立公園。
ヨーロッパ大陸から約1000km程離れた大西洋上に位置しており、湿った海風によって発生した霧によって豊富な植物が繁茂しており、多くの固有種が見られる。
数百万年前の太古の植物と同じ月桂樹林 が広がっていることで知られる。
スペイン中央部・カスティーリャ地方の古都トレドの、旧市街全域が登録範囲。
かつてユダヤ、イスラム、キリスト教徒が宗派を問わず暮らしていた街であり、各文化の痕跡を残している。
8世紀よりイスラームの統治下におかれた後、レコンキスタでキリスト教徒の手に戻ってからはカスティーリャ王国の王都となった。
中央部にそびえる大聖堂はスペイン・カトリック教会の総本...
セルビア中央部、クラリェヴォの南西39 km のストゥデニツァ湖畔に位置するセルビア正教会最大級の修道院。
12世紀に中世セルビア王国の建国者でありネマニッチ朝の始祖ステファン・ネマニャによって建設された。
聖堂内にはセルビア美術の傑作と言われるキリストの磔刑 という13世紀に描かれたフレスコ画が現存している。
イグアスの滝で知られるイグアス国立公園はブラジルとアルゼンチンの国境に位置しており、それぞれが世界遺産として登録されている。
ナイアガラ、ヴィクトリアと並ぶ世界3大瀑布のうちでも最も大きく、先住民グアラニー人 の言葉で「大いなる水」と呼ばれるイグアスには大小300もの滝が存在している。
登録面積はブラジル側の方が大きいが、滝の数は少ない。ブラジル側からは...
登録国
ブラジル
登録年
1986年
分類
自然遺産
登録基準
(vii)
, (x)
ポルトガルの南東部、エヴォラ県に位置する街。
イスラームによる占領時代を経て、レコンキスタ(国土回復運動)の拠点としてエヴォラ大聖堂が12世紀に作られた。美しい教会堂を持ち、マヌエル様式・ゴシック様式・ルネサンス様式が混在している。
他にも、壁面が約5000体もの人骨で埋め尽くされたサン・フランシスコ教会などが残る。
また、古くはローマ時代のコリント様式の神殿が...
登録国
ポルトガル
登録年
1986年
分類
文化遺産
登録基準
(ii)
, (iv)
リビア西部、チュニジアとアルジェリアの国境付近に位置する、紀元前よりサハラ砂漠交易の中継地として栄えた街ガダーミス(ガダミス)。
その長い歴史の中でローマ帝国の軍門に下ったりイスラム勢力下に入るなど支配層が変遷した。
日干しレンガを白く塗った建材で作られた真っ白い建物が特徴であり、マグレブ美術 の影響を受けた内装で装飾されている。
2016年に他のリビア...
登録国
リビア
登録年
1986年
分類
文化遺産
登録基準
(v)
アッサム州にある国立公園。定期的な川の氾濫によって出来るジールス と呼ばれる小さな湖が点在している。
ここはインドサイ の絶好の生息地であり、その保護を目的に国立公園化されたという経緯を持つ。
また、虎や水牛、ハイイロペリカンなども生息している。
地球上に生息するインドサイの約6割がこの地にいると言われている。
登録国
インド
登録年
1985年
分類
自然遺産
登録基準
(ix)
, (x)
ケオラデオ国立公園(ケオラデオ・ガナー国立公園とも)は、インド・ラージャスターン州にある国立公園であり、渡り鳥の保護区として知られる。
その9割を占める沼沢地は、19世紀にマハラジャ によって整備されたものである。
絶滅危惧種のソデグロヅルなどの希少種も見られる。
登録国
インド
登録年
1985年
分類
自然遺産
登録基準
(x)
インド北東部、アッサム州にある国立公園。
密漁やテロを理由に1992〜2011年の間危機遺産に登録されていた。
世界最小のコビトイノシシ や黄金の猿ゴールデンラングール などの希少種が生息している。
カナダ、ケベック州南部に位置し、多くのフランス系住民の住む都市。
「ヌーヴェル・フランス 」を掲げるフランスの植民地として発展したが、英国との間でこの地を巡る争いがあったことにより旧市街は城郭で囲まれ、北米で唯一の城郭都市となった。
ランドマークにもなっている旧総督邸シャトー・フロントナック は現在は高級ホテルとしてその姿を残す。
登録国
カナダ
登録年
1985年
分類
文化遺産
登録基準
(iv)
, (vi)