本当に行くべきメキシコの世界遺産10
RISA
2017年11月23日

日本から遠く、治安の悪いイメージでまだまだ日本人旅行者の少ないメキシコ。訪れても、メキシコシティ・カンクンしか行ったことがない!という方がほとんどです。アメリカ大陸で世界遺産保有数No1のメキシコ、世界遺産を周らずしてどこへ行く!謎に満ちた古代遺跡、雄大な大自然、スペイン征服時代の美しい街並みの数々…。メキシコに1年間滞在しメキシコ全土を旅行した筆者が本気でおススメする世界遺産をご紹介します!
  • テオティワカンの古代都市

    まずは言わずと知れたテオティワカン遺跡。メキシコシティから1時間ほどなのでメキシコピラミッドの中でも比較的行きやすいです。まずは想像を超えた広さ・大きさに圧倒されます。紀元前2世紀~6世紀に繁栄したというが、一体どうやってこんな巨大建造物をつくったのでしょうか。そのスケールもさることながら、ケツァルコアトルの彫刻などの装飾技術にも開いた口が塞がりません。ピラミッドは登れますが急でだいぶ危険なので気を付けましょう。なにかあってもメキシコ、すべて自己責任です。
  • 古代都市チチェン・イッツァ

    メキシコ二大ピラミッドのもう一つがこのチチェン・イッツァ。カンクンから4時間。1日ツアーに参加するのが一番安く楽かと思われます。当時の建築技術の高さをうかがえる一方、生贄の心臓を置くチャックモール、生贄を捧げるセノーテなどがあり、古代遺跡ながらも生贄文化の生々しさを感じることができます。ピラミッドは登ることはできませんが、その均一な姿は大変美しいです。敷地内にお土産屋が並んでいるので遺産を周りながら同時に買い物も楽しめます。
  • サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地

    大きな街ではありませんが、コロニアル建築が並ぶ大変美しい観光地です。ピンクの石材で作られたゴシック建築の聖堂を中心に、茶系の色で統一された家々が広がります。どこから見ても写真映えします。芸術の街なので、小さなアトリエやオシャレな雑貨屋が並び、歩いていて飽きません。アメリカ人居住区があり、中心地は英語が比較的通じます。メキシコシティから4時間と若干遠いですが、半日あれば観光できます。
  • グアナフアトの歴史地区とその銀鉱群

    カラフルな街として有名なグアナファト。サン・ミゲル同様大変小さな街ですが、見ごたえは十分です。街全体が見渡せるピピラの丘からの景色はまさに絶景。カラフルな家やコロニアル建築の建物がひしめきあい、まるでおもちゃ箱のように見えます。一方、メキシコ独立戦争時に重要な役割を果たした、歴史的意義のある街でもあります。11月にあるセルバンテス祭という文化祭は大変有名。メキシコシティからは5時間と遠いですが、グアナファト州には歴史地区が登録された世界遺産の街が多いので効率よく観光できますよ。
  • 古代都市ウシュマル

    ユカタン半島のウシュマル遺跡も、メキシコの大きな古代遺跡の一つです。丸みを帯びた独特な形の「魔女のピラミッド」がまずは入口でお出迎え、中の広場を囲うように建てられた建築物には雨の神様チャックの彫刻が大変綺麗に残っています。カンクンの反対側に位置するメリダという街から1時間半ほど。メリダへは各都市からバスもありますが時間がない人は飛行機で。
  • モレリア歴史地区

    知名度はあまりないようですが、モレリア歴史地区も大変美しい歴史地区です。ベージュで統一されたコロニアルの街並みはスペイン征服当時のまま。ここはヨーロッパなんじゃないかと錯覚します。一際目立つカテドラルは、内部の装飾も見事で一見に値します。同じく世界遺産のオオカバマダラの保存地区もモレーリアからのツアーで訪れることができます。
  • オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡

    メキシコで行くべき場所はと聞くとメキシコ人はみな口を揃えてオアハカと言います。メキシコシティから6時間ほどとなかなか遠いですが、メキシコを訪れた際には必ず訪れてほしい場所です。メキシコで一番先住民族の比率が高いオアハカ州の州都オアハカはその伝統文化を受け継ぐ街です。街並みも美しく、また本物のメキシコ料理が味わえます。メキシコの伝統舞踊も必見です。市街にあるモンテ・アルバンはインパクトはないものの、山の頂上に築かれた古代遺跡でメキシコのマチュピチュなんて言われることも。その他にも周囲にはミトラ遺跡や、世界遺産ではありませんが石灰が固まってできた巨大な滝、イエルベ・エル・アグアなどがあり見どころは満載です。夜も治安が良く安心です。
  • メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ

    メキシコの首都メキシコ・シティの歴史地区です。スペイン征服時に築かれた建築物とアステカ文明のテノチティトランの遺跡が隣り合わせに並んでおり、まさにメキシコの歴史を肌で感じることができます。シティ南には、世界遺産にも登録されているメキシコ最大の大学UNAMがあります。
  • エル・ビスカイノのクジラ保護区

    私は訪れることができませんでしたが、コクジラの繁殖に重要な場所で、ホエール・ウォッチングを楽しむことができます。現在は観光に規制がかかっているようですが、周辺にはリゾート地が多くアクティビティも豊富で、カンクンに行くよりゆっくりとメキシコの海を楽しむことができるかもしれません。
  • エル・タヒンの古代都市

    こちらも訪れることができませんでしたが、次回はぜひ行きたい場所です。エル・タヒンのピラミッドはメキシコの遺跡の中でも独特な形をしており大変興味深いです。メキシコシティから直接行けるようなのでお時間ある方はぜひ。