アジア 負の遺産/彫像/島 の世界遺産
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アジア, 負の遺産/彫像/島
世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。 例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
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英名:Deer Stone Monuments and Related Bronze Age Sites
中央モンゴルのハンガイ尾根の斜面に点在する「鹿石(ディア・ストーン)」。
儀式や葬儀のために使用された石柱であり、紀元前1200年から600年頃に作られていたと考えられる。
最大で4メートルの高さがあり、ほとんどの場合、大きな墳墓の塚や供犠の祭壇と共に存在している。
鹿の彫刻が施されているのが特徴の像であり...
登録国
モンゴル
登録年
2023年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iii)
英名:Kulangsu: a Historic International Settlement
中国福建省厦門(アモイ)市に位置し、コロンス島とも呼ばれる島。
租界という行政自治権を持った外国人居留区が設けられた場所であり、特にこの地は万国共同租界だったことで知られている。件の歴史により各国の文化と現地の文化の混ざった独特な街並みを残している。
登録国
中国
登録年
2017年
分類
文化遺産
登録基準
(ii)
, (iv)
英名:Sacred Island of Okinoshima and Associated Sites in the Munakata Region
九州福岡県の沿岸及び近隣の島に点在する8つの遺産。
この地では古来より自然崇拝や古代祭祀に端を発する人々の宗教的営みにより沖ノ島を含む海域が神道の信仰対象として崇められてきた。女人禁制の神域沖ノ島をはじめとしてそれに関連する宗像大社の各施設に古墳群を併せた暫定リストの遺産8項目が...
日本列島から約1000kmの隔絶された環境下の小笠原諸島は、大陸と一度も陸続きになったことがない。
聟島列島、父島列島、母島列島(以上小笠原群島)に火山列島、西之島を加えた5つの区域にある30以上の群島からなる。
動植物ともに固有種の宝庫であり、特に種類の多いカタマイマイ属 は、この地で適応放散 という進化方式が発生した証拠を示すものである。
また絶滅危...
登録国
日本
登録年
2011年
分類
自然遺産
登録基準
(ix)
「アフリカの角」であるソマリア半島とアラビア半島のほぼ中間、アデン湾近くに浮かぶソコトラ諸島。
古くから海上交易の中継地点として様々な民族がこの地を訪れていた。
特にこの地の価値を高め世界遺産たらしめているものは数多くの動植物の固有種である。
独特な形状の樹リュウケツジュ (竜血樹)は象徴的である。
登録国
イエメン
登録年
2008年
分類
自然遺産
登録基準
(x)
漢拏山の噴火によって出来た韓国最南端の火山島、済州島(チェジュ島:チェジュド)。
漢拏山自然保護区、城山日出峰 、拒文岳溶岩洞窟群の3地域が構成遺産となった。
韓国の最高峰、漢拏山(1950m)の周りの自然保護区は、火山活動で生まれた滝や奇岩怪石、火山湖などの優れた景観美が特徴。
島の東端にある城山日出峰は海底噴火により誕生したもので、海面上に盛り上がり、...
イラン西部のビソトゥーンにはいくつもの時代の遺跡が順に残っている。
メソポタミアとイラン高原とを繋ぐ交易路に沿って、メディア王国、アケメネス朝、ササン朝ペルシア、イル・ハン国の遺跡が発見されている。
とりわけ貴重とされているものがビソトゥーン碑文(ベヒストゥン碑文)と呼ばれるダレリーフであり、ダレイオス1世がアケメネス朝の王位についた ことを記念した碑...
山西省北部、大同市の中心部から西へ約15キロの武周山南麓に位置する仏教石窟群である。
およそ40もの石窟が1kmに渡って集中し作られている。
最初期に作られた曇曜五窟 は中国芸術の古典的傑作とされる。
河南省洛陽市の南方約14キロに位置する仏教石窟群である。
同国の世界遺産「雲岡石窟」の影響が見られる。5世紀から造営が開始され、唐の時代に再び盛んとなった。
西山中央にある奉先寺洞の昆盧舎那仏の大仏が龍門の中心として考えられている。
重慶市大足県にある仏教石窟である。大足石刻の由来は「大足川」から。
唐~宗代(9~13世紀)に作られたこの石像群は、大部分は仏教の像だが道教や儒教のものもいくつか存在する。
特に宝頂山にある31mもの長さを持つ釈迦涅槃像が有名である。
東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺の6社寺に春日山原始林、平城京跡を合わせた8ヵ所からなる奈良の遺産。
8世紀に日本の都であった平城京では、仏教興隆政策 のもとに数多くの寺院が建造された。
四川省位置する峨嵋山は仏教の聖地であり、数種の絶滅危惧種を含む植生が見られる幽玄な山である。
高さ17mにもなる世界最大の磨崖(まがい)仏である楽山大仏が鎮座している。
峨眉山の自然的側面、そして楽山大仏の宗教的側面の両方が評価され、複合遺産として登録されるに至った。
原爆ドーム(広島平和記念碑)は、人類史上初めて使用された核兵器の惨禍を伝える建造物である。「負の遺産」として知られている。
建物はチェコ出身のヤン・レツル の設計のもとゼツェッション様式 を用いて1915年に完成させた、旧広島県物産陳列館である。その後「広島県産業奨励館」と改称された。
ICOMOSの報告書には「歴史的価値や、建造物としての価値は認められ...
登録国
日本
登録年
1996年
分類
文化遺産
登録基準
(vi)
韓国南東部、慶尚北道慶州市に位置する。
朝鮮半島初の統一国家となった統一新羅王朝 の金大城 が前世の父母のために石窟庵を、現世の父母のために仏国寺を建立したと伝えられる。
登録国
大韓民国
登録年
1995年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iv)
九州最南端から約60kmの海上に位置する面積約500k㎡に位置し、山々が連なる山岳島である屋久島。
島面積の約20%にあたる約1万747haが世界遺産に登録されている。
植生は豊富で、象徴的なスギは樹齢千年以上のものが「屋久杉 」と呼ばれる。
島内では1000m以上の高低差があり、亜熱帯性植物から冷温帯針葉樹林までが見られ、日本列島の自然が凝縮されている。
固有種も多く...
インドネシア南部にある小スンダ列島に位置し、主要3島であるコモド島・リンチャ島・パダール島を含む国立公園である。
世界最大のトカゲとして知られるコモドオオトカゲ が棲息しており、他にも希少種のイルカ等がみられる。
登録国
インドネシア
登録年
1991年
分類
自然遺産
登録基準
(vii)
, (x)
スコタイ(スコータイとも)は、タイ北部、タイ族がアンコール王朝を駆逐して建てた最初の王朝で、タイ初の王であるシーインタラーティット王が治めた。
遺跡には多くの仏教寺院の遺構が立ち並び、現在では歴史公園になっている(シーサッチャナーライ歴史公園や、カムペーンペット歴史公園も登録範囲)。
ワット・マハタートなどの有名な遺跡が残り、ワット・シーチュムには15mの仏...
登録国
タイ
登録年
1991年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iii)
インド西部のムンバイ湾に浮かぶエレファンタ島は、シバ神信仰の中心地とされるヒンドゥー教の石窟群が残る場所である。
7つの石窟寺院のうち「三面のシヴァ神の彫像」 のある第1窟が特に有名。この石刻彫像はヒンドゥー教美術の傑作として名高い。
登録国
インド
登録年
1987年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iii)
陝西省西安に位置する始皇帝陵は、中国を初めて統一し国家を建設した秦の始皇帝 の陵墓である。
そこには截頭方錘型 の墳丘や神殿、祭祀施設があった。
陵墓周辺から陪葬坑である兵馬俑坑が発見され、大量の兵馬俑と武器が発掘された。
トルコ南東部、ネムルト山の山頂に位置するネムルト・ダーは北シリア周辺を支配していたコンマゲネ王国 のアンティオコス1世 が、死後の自分のために建てた墳墓。
現在では墓や周辺の巨大な石像はほぼすべて崩れているが、ギリシャやペルシアの神々を配置していたという事実はこの地が両者の強力な影響下にあったことを示唆している。