中東 (iv)/(v)/(x) 壁画/滝/絶滅危惧種 の世界遺産
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ヘブロン/アル=ハリール旧市街
英名:Hebron/Al-Khalil Old Town パレスチナ、エルサレムの南にあるユダヤ・キリスト・イスラームの聖地。それら3宗教の祖とされるアブラハムの墓がある。マクペラの洞穴でも知られている。 2017年の世界遺産委員会で緊急的登録推薦という例外的な方法で推薦・審議され、世界遺産登録と同時に危機遺産リストに入れられた。
登録国 パレスチナ 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
ジッダ歴史地区:メッカへの玄関口
サウジアラビア西部、紅海に面する港町ジッダ(ジェッダ)の歴史地区。 7世紀にカリフのウスマーン・イブン・アッファーンが交易の要衝となる港として整備した。 19世紀後半に商人が建設した塔状家屋であるローシャンタワーと呼ばれる紅海特有の建築が数多く残っている。 この町は紅海経由でメッカ巡礼(ハッジ)へと向かうイスラーム教徒達の玄関口でもある。
登録国 サウジアラビア 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
人類の進化を示すカルメル山の遺跡:ナハル・メアロット/ワディ・エルムガーラ渓谷の洞窟群
イスラエル北部、カルメル山の4つの洞窟と周辺の遺跡群。 ナハル・メアロットとはヘブライ語で「洞窟群の渓谷」を意味する。 旧石器時代〜新石器時代の人類化石や、人が定住し農耕した跡などが発見されているが、比較的年代が新しいため化石人類の遺跡として自然遺産登録はされず、代わりに文化遺産となっている。
登録国 イスラエル 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路
パレスチナ初の遺産として登録された。 エルサレムの南約10kmに位置する生誕教会は、コンスタンティヌス1世の時代である2世紀にイエスの生誕地と考えられてきた場所に建てられた。創始は339年だが、6世紀の火災により焼失後に再建されたものが現在に残る。顕著な初期教会建築の特徴が見られる。 構成資産には生誕教会の他、アレクサンドリアの聖カタリナ教会、フランシスコ会・アル...
登録国 パレスチナ 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (vi) -
ワディ・ラム保護地域
ヨルダン南部、サウジアラビアとの国境付近にある742㎢の地域で、複合遺産である。 狭い谷、アーチ状の岩石、切り立った崖や傾斜地、大規模な地すべり地形や洞窟などといった砂漠特有の景観がある。 約1万2000年にわたり人間と自然が共存してきたことを証明する考古学的遺跡群も残っており、約25,000の岩面彫刻と約20,000の碑文が確認されている。
登録国 ヨルダン 登録年 2011年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (v) , (vii) -
エディルネのセリミエ・モスクと複合施設群
トルコの最西端、東トラキア地方の国境地帯に横たわるエディルネ県に位置しかつてオスマン帝国の事実上の首都であったエディルネ。 中心に巨大なドームと周囲に細い4本のミナレットを持つセリミエ・モスクは、建築家ミマール・スィナンが手掛けた、イスラーム建築の最高到達点の1つとされている建造物である。 また内装においても芸術性は顕著で、イズニク・タイル使...
登録国 トルコ 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
アル・アインの遺跡群
内陸のオアシスを擁するアルアインはUAE(アラブ首長国連邦)初の世界遺産である。 シリアルノミネーションサイトであり、先史時代文化の痕跡により、古くは新石器時代から砂漠地域に定住生活が行われたことを示している。 石造円形墓や、井戸、日干し煉瓦で建てられた建造物の形跡があり、ヒーリーにある鉄器時代までさかのぼるアフラージという灌漑システムがみられ...
登録国 アラブ首長国連邦 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
香料の道-ネゲヴ砂漠都市
イスラエル南部のネゲヴ砂漠に位置する4つのナバテアの都市が登録対象で、「文化的景観」に指定されている。 地中海沿岸に延びる「香料の道」に連なるように築かれたこれらの都市は、紀元前から期限後まで盛んに行われていた乳香などの貿易の痕跡を残している。 要塞としての機能や灌漑システムを用いた農業景観などが評価された。 ハルザ、マムシト、アヴダト、シヴタ
登録国 イスラエル 登録年 2005年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
乳香の土地:交易路と遺跡群
オマーン南部のドファール地方は世界最大の乳香(フランキンセンス)の産地であり、カンラン科の樹木から採れる乳香は、最も高価な香料のひとつ。 紀元前より乳香貿易で栄えたこの地の遺跡は、1990年代初期に衛星写真によって発見された。 構成遺産はサラーラのアルバリード遺跡やホールルーリのサムルラム遺跡等である。
登録国 オマーン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群
カッパドキアとは、トルコの首都アンカラの南東約250kmに位置するアナトリア山脈と黒海とトッズ湖に囲まれた一帯で、尖塔形などの奇岩が立ち並ぶ中に洞窟修道院がいくつもつくられた場所である。 ローマによるキリスト教弾圧や、ビザンツ帝国のイコン破壊運動、さらにトルコのイスラム化などから逃れたキリスト教徒達がこの奇岩地帯に洞窟修道院を多数作った。 かつては360を...
登録国 トルコ 登録年 1985年 分類 複合遺産 登録基準 (i) , (iii) , (v) , (vii) -
イスタンブール歴史地域
トルコ北西部、ヨーロッパとアジア大陸の接点に位置しボスポラス海峡にまたがるイスタンブールは、ローマ帝国、ビザンツ帝国、そしてオスマン帝国の首都だった歴史をもつ都市。 歴史上数多くの名で呼ばれたことでも知られ、ビザンティウム、コンスタンティノープル、イスタンブルなどと支配者によってその名は変遷してきた。 現在でこそトルコ共和国の首都はアンカラに遷都さ...
登録国 トルコ 登録年 1985年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv)