(i)/(x) 危機遺産/壁画/滝 2級 の世界遺産
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(i)/(x), 危機遺産/壁画/滝, 2級
「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されている遺産を指す。 登録遺産が重大かつ明確な危険にさらされており、世界遺産条約に基づく援助が当該遺産に要請されているなどした場合、世界遺産委員会により危機リストに登録される。 リストに登録されると世界遺産センターや各国政府、民間企業などから財政的及び技術的支援を受けることが出来る。
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スリランカ南部寄りの中央高原し、ピーク原生自然環境保全地域、ホートン平原国立公園、ナックルス森林保護区からなる。
原生の山地雨林が残り、多数の固有種と、スリランカヒョウ等の絶滅危惧種が棲息していることで知られる。
「アダムスピーク」と呼ばれる各宗教の聖地が存在しており、複合遺産として推薦されていたが文化的価値を認められるに至らず、2010年に自然遺産での登録...
登録国
スリランカ
登録年
2010年
分類
自然遺産
登録基準
(ix)
, (x)
メキシコ・シティ南部に位置するメキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autonoma de Mexico:UNAM)は、中南米最大規模の大学で、1551年に新大陸において設立された最初の大学のひとつ。1949〜1952年にかけて、60人以上の建築家や芸術家を動員して数々の建築物が建てられた。メインキャンパスであるシウダー・ウニベルシタリア(Ciudad Universitaria, 大学都市)が登録範囲であ...
マダガスカル島 東部に広がる約4,800k㎡の広さをもつ6つの国立公園からなるアツィナナナの熱帯雨林。
この世界で4番目に大きい島はかつて6,000万年ほど前に大陸と切り離され孤島となったため動植物共に独自の生態系が形成された。熱帯雨林に生息する動植物のうち、その80~90%が固有種である。また多くの絶滅危惧種の哺乳類も見られる。
2010年、密漁と森林の不法伐採 ...
登録国
マダガスカル
登録年
2007年
分類
自然遺産
登録基準
(ix)
, (x)
オホーツク海南端、北海道北東部に位置する知床半島は、長さ70km、幅25kmの細長い形をした半島である。
北半球でもっとも低緯度で海水が凍る「季節海氷域 」であり、流氷が流れ着く場所として知られる。
日本における最初の「ナショナルトラスト運動 」の行われた場所である。
羅臼岳をはじめとした1500m級の山々が連なる知床連山が東西を分断し、西のウトロ側と東の羅...
登録国
日本
登録年
2005年
分類
自然遺産
登録基準
(ix)
, (x)
バーミヤン渓谷は、アフガニスタン北東部、カブールの北西約120㎞にある標高約2800mの渓谷で、1〜13世紀にかけて築かれた1000に及ぶ石窟遺跡が点在する交通の要衝である。
この地の文化的景観と遺跡群には、紀元前3~前2世紀にかけてのバクトリア王国固有の芸術と宗教が、多様な文化の影響を受け、ガンダーラ芸術 へと変遷していく様相がうかがえる。渓谷の岩壁には多くの石窟...
山西省北部、大同市の中心部から西へ約15キロの武周山南麓に位置する仏教石窟群である。
およそ40もの石窟が1kmに渡って集中し作られている。
最初期に作られた曇曜五窟 は中国芸術の古典的傑作とされる。
ロシアの日本海側、沿海地方からハバロフスク地方に位置する山脈である。
この地の特徴を一言で表すと「折衷」である。冷たいタイガ気候に対して温暖な亜熱帯気候が両方見られ、また南方種であるトラやヒマラヤグマに対して北方種であるオオヤマネコやヒグマが見られる。この混ざりあった独特の地域性が評価された。また多くの絶滅危惧種が生息する貴重な場所でもある。
2018年には...
登録国
ロシア
登録年
2001年
分類
自然遺産
登録基準
(x)
ブラジル中西部、パンタナル自然保護区は4つの保護区からなり、面積は合計1,878k㎡に及ぶ 。
世界最大の淡水湿地 、パンタナル湿原の一部である。
この地域の二つの主要な川であるパラグアイ川とクイアバ川の源流を有し、様々な植動物の多様な生態系がみられ、特に豊富な水鳥の繁殖地となってる。
コスタリカの太平洋沿岸から南西に約550kmほどに位置する熱帯東太平洋上の唯一の島嶼で、熱帯雨林に覆われているココ島(ココス島とも)の国立公園。
太平洋上に隔絶された環境であるために固有種が数多く棲息している。
また周辺海域にはサメやエイといった軟骨動物 や、マグロ、イルカといった大型生物の観察の場となっている。
1997年に自然遺産として登録され、2002年に...
登録国
コスタリカ
登録年
1997年
分類
自然遺産
登録基準
(ix)
, (x)
チリの沖合約3,700kmに浮かぶイースター島(パスクア島)の、モアイ像で知られる国立公園。ラパ・ニュイは現地の言葉で「大きい島」という意味である。
この絶海の孤島に移住してきた最初のポリネシア人は長耳族であり、集落を形成し石で出来た人型像であるモアイを作り始めた。モアイ像に使われる石はラノ・ラナク火山 周辺で採れる削りやすい凝灰岩である。
12世紀になり短...
韓国南東部、慶尚北道慶州市に位置する。
朝鮮半島初の統一国家となった統一新羅王朝 の金大城 が前世の父母のために石窟庵を、現世の父母のために仏国寺を建立したと伝えられる。
登録国
大韓民国
登録年
1995年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iv)
ベネズエラ南東部ギアナ高地に位置し、面積は約3万haにも及ぶ。
現地のペモン族 が「テプイ(神の家)」と呼ぶ幾つもの巨大なテーブルマウンテン と、一段の滝として世界一の落差979mを誇るアンヘルの滝 があることで知られている。英語名である「エンジェル・フォール」はこの滝を発見した人物名にちなんでいる。
豊かな生態系が保たれており、特にテーブルマウ...
ウクライナの首都キーウ(キエフ)にある、かつて栄えたキエフ大公国 の面影を今に伝える修道院建築物群。
10世紀末にキエフ大公国がキリスト教(ギリシャ正教)を国教として公認すると、ビザンチン様式の教会や修道院が建てられた。
特にキエフ大聖堂 は後のロシア等での聖堂建築に影響を与えることとなった。
2019年、第43世界遺産委員会において英名および仏名での...
安徽省にある景勝地。仙人が住む世界を彷彿とさせる独特の景観を持った山岳地帯である。
唐の玄宗 が中国の伝説の王である黄帝の字をとって名付けたとされる。
道教及び仏教の聖地とされ、多くの寺院が建てられるなど、自然と文化両面で価値が高いと評価され複合遺産となった。
黄山四絶 が有名であるが、それらは「奇松・怪石・雲海・温泉」のことである。
ニュージーランド南西部に位置し国土の1割を占める、マウント・クック国立公園、フィヨルドランド国立公園、ウェストランド国立公園、マウント・アスパイアリング国立公園の4つの国立公園を含む自然遺産。
海岸線にはミルフォード・サウンド をはじめとした幾つものフィヨルドが見られる。
また飛べない鳥タカヘ の世界で唯一の生息地でもある。
インド東部の西ベンガル州にある国立公園。
ここには世界最大規模のマングローブ林 が広がっている。
減少が顕著なベンガルトラの保護区にもなっており、トラの生息数はインドでも特に多い。
登録国
インド
登録年
1987年
分類
自然遺産
登録基準
(ix)
, (x)
ギリシャの首都アテネに位置する、古代ギリシャを代表するアテナイのアクロポリス。
各地にあるアクロポリスの中でも最も有名なものである。
紀元前5世紀に作られたドーリア式建築の傑作パルテノン神殿 、アテーナー・ニケ神殿、エレクティオンなど複数の貴重な遺産が残る。
甘粛省敦煌にある莫高窟(ばっこうくつ)は仏教石窟寺院の遺跡である。
オアシス都市であった敦煌はシルクロードの中継地点 として発展した過去を持つ。
南北約1600mにわたり490もの石窟があり、そのうち約400の石窟の内部には、仏教の教えを描いた壁画や仏像が残されている。
また敦煌文書 と呼ばれる経典や資料が偶然発掘されており、当時を研究する上での貴重なドキ...
泰山は登録基準(i)から(ⅶ)までの全てを認められた唯一の世界遺産として知られている。
「史記」によると秦の始皇帝がこの地で封禅 という天と地を祀る儀式を行ったとされる。以来霊山として崇められたこの地にはたくさんの自社が作られたが特に有名なのが岱廟 (たいびょう)である。
また、自然美も認められることから複合遺産での登録となった。
トルコ南東部、ネムルト山の山頂に位置するネムルト・ダーは北シリア周辺を支配していたコンマゲネ王国 のアンティオコス1世 が、死後の自分のために建てた墳墓。
現在では墓や周辺の巨大な石像はほぼすべて崩れているが、ギリシャやペルシアの神々を配置していたという事実はこの地が両者の強力な影響下にあったことを示唆している。