(iii)/(v)/(vii) の世界遺産
選択した項目: (iii)/(v)/(vii)
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カパック・ニャン:アンデスの道
アンデス山脈一帯の6ヵ国にわたって延びるトランスバウンダリーサイトで、数百の構成資産を持つシリアルノミネーションサイトでもある。 ペルーのクスコの中央広場から出発する4本の基幹道路からなり、インカ道と呼ばれる細い道と繋がりながら交通・交流の一大ネットワークを築き上げた。総延長は数万キロにも及ぶ。
登録国 アルゼンチン , エクアドル , コロンビア , チリ , ペルー , ボリビア 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (vi) -
ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群
ルイジアナ州ウエストキャロル郡に流れるバイユー・メコンと呼ばれる川の河畔に位置する先住民の遺跡である。 遺産名の由来は、近くにあった19世紀の大農園から。ミシシッピ渓谷下流の細長く隆起した狭い地形に、5基のマウンド、浅いくぼみによって区切られ、中央の広場、同心円状に配された6基の反楕円形の土塁などで構成される。
登録国 アメリカ合衆国 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
洞窟の地の小宇宙としてのユダヤ低地のマレシャとベイト・グブリンの洞窟群
イスラエルのほぼ中央部に位置する、古代都市マレシャとベイト・グブリンの地下に広がる数千もの洞窟群。 これらの洞窟や地下室は軟質石灰岩の厚い地層に人工的に掘られたものであるとされている。地下石灰岩層の伝統的な利用に関する卓越した例として登録に至った。
登録国 イスラエル 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (v) -
ピエモンテの葡萄畑景観:ランゲ・ロエロ・モンフェッラート
北イタリア、ピエモンテ州南部に位置するランゲ・ロエロとモンフェッラートの、5つのワイン生産地と城からなる葡萄畑の景観。有名なバローロやバルバレスコなどがこの地で作られている。 丘陵斜面に広がる葡萄畑は、村落や城など、周辺の風景と調和した景観を生み出しており、この地一帯で長年に渡り培われてきた葡萄の栽培とワイン造りに関する伝統、また技術的・経済的なプロセスを...
登録国 イタリア 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
シルクロード:長安-天山回廊の交易路網
中国、カザフスタン、キルギスの3カ国にまたがる遺産であり、長安から天山回廊にかけて広がる交易路網は、中継交易によってローマからアジア各地や日本までを相互に結んで文化交流を促したシルクロードの一部。 「シルクロード(絹の道)」という名称はドイツの地理学者フェルディナント・フォン・リヒトホーフェンによって付けられた。 中国の洛陽や長安から河西回...
登録国 中国 , カザフスタン , キルギス 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (v) , (vi) -
ポーランド、ウクライナのカルパチア地方の木造教会
ポーランドとウクライナにまたがりカルパチア山脈周辺に点在する、伝統的な木造工法で建てられた教会群。 ブルナリ・ビジネをはじめとした16ヶ所の登録資産は16~19世紀に東方正教とギリシャ・カトリックの共同体によって建設された。 水平丸太組みのログ構法で作られており、屋根部分は四角形や八角形のドームになっているこれらの教会群は東方正教の教会建築に地域...
登録国 ポーランド , ウクライナ 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
アル・ズバラ考古遺跡
ドーハ北部のアル・ズバラは、クウェート商人が建設した港町。 城壁に囲まれ海に面した商業都市であり、18世紀より真珠産業の中心地となり、交易で栄えた。 この地がオスマン帝国やペルシアなどの大国の勢力に組み込まれることなく発展したことは湾岸地域の独立国家の誕生に少なからぬ影響を与えることとなった。
登録国 カタール 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
古代都市「タウリカのヘルソネソス」とそのホーラ
ウクライナの(現在ロシアとの間で係争中ではあるが)クリミア半島の古代都市遺跡。 古代ギリシャ世界ではクリミア半島はタウリカ半島と呼ばれており、黒海に面した半島南端のケルソネソスは、紀元前5世紀にドーリア系ギリシャ人が築いた植民都市。 都市部であるポリスとホーラ(チョーラ、コーラとも)と呼ばれる区画された農業要地からなる。この区画は主にブドウ園として...
登録国 ウクライナ 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (v) -
レッドベイのバスク人捕鯨基地
カナダ北東部、ラブラドール半島のベルアイル海峡沿岸に位置する捕鯨の基地となっていた湾港一体の史跡。 16世紀に大西洋を越えこの地に集まったフランスやスペインのバスク人達が伝統的捕鯨、解体や鯨油の精製を行ったグランベイヤが残る。 近代以前における捕鯨に関する一連の証拠としての価値が高い。
登録国 カナダ 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ラジャスタンの丘陵城塞群
インド北西部、ラージャスターン州にある6つの王たちの壮麗な城塞群である。 9階建てのヴィジャイ・スタンバ(勝利の塔)が有名なチットルガルのチットルガル城塞、ジャイプールのアンベール城塞他計6カ所がシリアルノミネーションで登録されている。ラジャスタンとは「ラージプート族の地」という意味である。
登録国 インド 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
ヴェルヘルムスヘーエ城公園
ドイツ、ヘッセン州カッセルにあるバロックとロマン主義の庭園。 カール伯爵によって1689年から建設が開始され、18世紀にはヴィルヘルム選帝侯によってロマン主義の庭園が拡張された。丘陵の上に立つヘラクレスの銅像が象徴的である。 像の後ろの貯水池からは油圧や空圧の仕組みを使って園内に水を供給しておりその点も特筆すべきところである。 この公園は18~19世...
登録国 ドイツ 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域
メキシコ北部のカリフォルニア湾と、アメリカ合衆国アリゾナに接する場所に位置する自然保護区。 エル・ピナカテ(火山)とアルタル砂漠が登録範囲であり、両者は北米4大砂漠のひとつ、ソノラ砂漠内に含まれている。 巨大クレーターや星型砂漠といった地形が特徴的であり、地質学的・地形学的な実験室とも呼ばれるこの地の複雑な環境は固有種並びに絶滅危惧種を含む様々な生物を育...
登録国 メキシコ 登録年 2013年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (x)