シルクロード:長安-天山回廊の交易路網

シルクロード:長安-天山回廊の交易路網について

中国、カザフスタン、キルギスの3カ国にまたがる遺産であり、長安から天山回廊にかけて広がる交易路網は、中継交易によってローマからアジア各地や日本までを相互に結んで文化交流を促したシルクロードの一部。
「シルクロード(絹の道)」という名称はドイツの地理学者フェルディナント・フォン・リヒトホーフェンによって付けられた。
中国の洛陽や長安から河西回廊を抜け、天山山脈を通って中央アジアのタラス渓谷へと至る総延長8,700㎞に及ぶ交易路網であり、3つのルートがあったと考えられている。1つ目が「草原の道」2つ目が「オアシスの道」3つ目が「海の道」である。
構成資産は、交易路沿いに点在する遺跡や、交易拠点、大雁塔・小雁塔・興教寺塔といった仏舎利塔、石窟寺院や要塞跡などで、この道が紀元前2世紀〜起源16世紀にかけて文化交流を担ったことを示している。

前漢長安城未央宮遺跡

https://upload.si-p.net/img/1501834849_前漢長安城未央宮遺跡.jpg
Site of Weiyang Palace in Chang’an City of the Western Han Dynasty
前漢の都であった長安の宮殿跡。
およそ4.8km四方の広大な敷地に建てられていた。
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砕葉城(アクベシム)

City of Suyab (Site of Ak-Beshim)
キルギスに位置する。
ソグド人の都市として建設され、唐の時代には前線基地として繁栄した。
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カヤリク

Site of Kayalyk
カザフスタンに位置する。
8世紀から14世紀にイリ渓谷の最大都市として発展した。
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概要

地図

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