構成資産 ノイシュヴァンシュタイン城

ノイシュヴァンシュタイン城について

バイエルン・アルプスの断崖にそびえるノイシュヴァンシュタイン城は、ルートヴィヒ2世が抱いた「中世の騎士道精神」の具現化であり、19世紀ロマン主義建築の最高傑作とされる。1869年に建設が開始されたが、王の急死により未完成のまま残された。外観は中世の城郭を模しているが、その内部はリヒャルト・ワーグナーのオペラ作品、特に『タンホイザー』や『ローエングリン』の世界観を表現した壮麗なフレスコ画で埋め尽くされている。

建築上の特筆すべき点は、中世への憧憬という「夢」を実現するために、当時の最先端技術が惜しみなく投入されていることだ。石造りの外観の裏側には鉄骨構造が採用され、城内には当時としては異例のセントラルヒーティング、流水付きの厨房、さらには王の寝室へ直接繋がる電話回線まで完備されていた。歴史的な意匠と産業革命期のテクノロジーが奇跡的な融合を果たしたこのノイシュバンシュタイン城は、後にウォルト・ディズニーが「シンデレラ城」のモデルにしたことでも知られ、現在では年間140万人以上が訪れるドイツ最大の観光拠点となっている。

概要

地図

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