数ある世界遺産の中でもタイトルがとんでもなくイケてるやつがあるんだ。ちょっと中二っぽ…いや、失礼、なんでもない。とにかく見て欲しい。
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「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
「神宿る島」だ。普通に宗方・沖ノ島じゃだめだったのかと小一時間問い詰めたい。カッコで閉じられてるのもポイントが高いぞ。 -
人類の進化を示すカルメル山の遺跡:ナハル・メアロット/ワディ・エルムガーラ渓谷の洞窟群
人類の進化を示す、だと?いやマジでスケール大きいわ。かっこいい。人間全体に言及してるもの。人類。 -
洞窟の地の小宇宙としてのユダヤ低地のマレシャとベイト・グブリンの洞窟群
小宇宙…スケールが地球で収まらなくなってしまった。読み方は「コスモ」か?いやしかし、イスラエルのネーミングセンス…さっきの人類の進化もイスラエルだったよな。 -
登封の歴史的建築物群“天地之中”
”天地之中”…だと…クッソ、宇宙の中心ときやがった。強いわ中国。古武術の必殺技みたいだもんな天地之中。 -
八萬大蔵経の納められた伽倻山海印寺
前置きが長いパターンね。伽倻山海印寺だけじゃ駄目だったみたい。あくまで「八萬大蔵経の納められた」って事実を強調したいみたいね。 -
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
ル・コルビュジエの建築作品でええやん、と突っ込むなんて野暮だ。なんせ彼はフランス人だ。フランス料理のメニューをみたことがある人なら納得するだろう。-採りたてのバジルの風味を添えて- みたいなもんだ。 -
平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-
なにやってんだよ平泉…おまえもフランスかぶれかよ…二文字のままだったら最短の名前の世界遺産競えるのに…仏国土(浄土)も蛇足だよ仏国土だか浄土だかどっちかにしろよ…ああもう… -
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)
『権勢の足跡』。パワーワードすぎる。優勝でいいよもう。これ以上かっこいい言葉見つかんないよ。
いかがだっただろうか。登録されるために盛ってるのかナチュラルに名付けたのかわからないような素敵な名前の世界遺産の数々だっただろう。いつか『光を反射する穏やかな水面に広がる波紋が巡り来る季節を運ぶ「琵琶湖」 ー 京の高飛車な人々の生活を支えた水源 ー 』といった名前の遺産とか出来るのだろうか。
いや、でも不思議、「ペトラ」とか「知床」とかの潔さを逆に賞賛したくなるアイロニー。ではまた。