キウス周堤墓群

キウス周堤墓群 について

北海道千歳市中央
英名:Kiusu Earthwork Burial Circles
石狩低地帯をのぞむ緩やかな斜面に立地する高い土手を伴う大規模な共同墓地。周堤墓は、円形の竪穴を掘り、掘った土を周囲に積み上げて構築され、その内側に複数の墓が配置されている。キウス周堤墓群では、9基の周堤墓が群集し、現在でもその形状を視認できる。最大のものは外径 83mで、周堤上面から竪穴底面までの高低差が 4.7mに達する。墓には、赤色顔料がまかれたものや、墓標と考えられる立石が埋められたものもある。独特な墓制であり、当時の高い精神性と社会の複雑化を示す重要な遺跡である。

概要

所属世界遺産名 北海道・北東北の縄文遺跡群
登録国 日本
登録年 2021年

地図

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