アジア (vi)/(x) 文化的景観/固有種 の世界遺産

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端的に言うと文化遺産と自然遺産の境界に位置する遺産と言える。「自然と人間の共同作業」という語に要約される通り自然環境によって制約と影響を受けることで育まれた文化や景観を指すが、大きく以下の3種に大別される。
①意匠された景観:庭園・公園・宗教空間など、人間によって意図的に設計され想像された景観
②有機的に進化する景観:自然環境に対応して形成された景観。さらに「残存する景観」と「継続する景観」に分けられる
③関連する景観:自然がその地の民に大きく影響を与えることにより、宗教的・芸術的・文学的な要素と強く関連した景観

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    バリの文化的景観:トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム

    インドネシア、バリ島。水の女神が住むとされるバトゥール湖や、水を司る王立寺院のタマン・アユン寺院などを含む、5つの構成遺産をもった文化的な景観。そしてバリで9世紀より受け継がれてきた、「スバック」と呼ばれる灌漑用水を管理して分け合う社会共同体の水利システム。 これらはトリ・ヒタ・カラナ(神と人・自然の調和をもたらす宇宙観)の概念を反映し...

    登録国 インドネシア
    登録年 2012年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (v) , (vi)
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    杭州西湖の文化的景観

    杭州市中心部に位置する西湖の景観は、西湖とそれを取り囲む様に存在する三方の丘からなり、古くから文化人や芸術家たちにインスピレーションを与えてきた。 13世紀に南宋が首都を置いた杭州は周辺に庭園や寺・廟などが数多く存在し、湖の眺望と相まって正に文化的な景観を形成している。この美しい景観は日本や韓国の庭園意匠にも影響を与えた。

    登録国 中国
    登録年 2011年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (vi)
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    ペルシャ庭園

    イラン国内に点在する9つの庭園から成る遺産であり、「文化的景観」とされている。 紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシアを開いたキュロス2世の時代を起源としており、様々な気象条件に合わせて作られた庭園群。パサルガダエ庭園やエラム庭園で知られている。 灌漑と鑑賞の役割を持った水路によって4区画に分割され、エデンの園や、ゾロアスター教が重要視している「...

    登録国 イラン
    登録年 2011年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) , (vi)
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    スリランカ中央高原

    スリランカ南部寄りの中央高原し、ピーク原生自然環境保全地域、ホートン平原国立公園、ナックルス森林保護区からなる。 原生の山地雨林が残り、多数の固有種と、スリランカヒョウ等の絶滅危惧種が棲息していることで知られる。 「アダムスピーク」と呼ばれる各宗教の聖地が存在しており、複合遺産として推薦されていたが文化的価値を認められるに至らず、2010年に自然遺産での登録...

    登録国 スリランカ
    登録年 2010年 分類 自然遺産
    登録基準 (ix) , (x)
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    スライマン・トー聖山

    キルギス共和国初の世界遺産。キルギス第二の都市であるオシ近郊に位置する山、スライマン・トー(スレイマン・トーとも。スレイマンの山の意)。預言者スライマーン(ソロモン王)にちなんで名づけられた聖山であり、フェルガナ渓谷を見おろすシルクロードの重要な交差点の近くにそびえている。 この地はイスラム教と、それ以前の宗教双方が混在しており、数千年の長きに渡って信仰...

    登録国 キルギス
    登録年 2009年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (vi)
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    ソコトラ諸島

    「アフリカの角」であるソマリア半島とアラビア半島のほぼ中間、アデン湾近くに浮かぶソコトラ諸島。 古くから海上交易の中継地点として様々な民族がこの地を訪れていた。 特にこの地の価値を高め世界遺産たらしめているものは数多くの動植物の固有種である。 独特な形状の樹リュウケツジュ(竜血樹)は象徴的である。

    登録国 イエメン
    登録年 2008年 分類 自然遺産
    登録基準 (x)
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    紀伊山地の霊場と参詣道

    一般的には「熊野古道」の名称で知られ、日本で初めて『道』が登録対象となった遺産であり、また日本初の「文化的景観」でもある和歌山、三重、奈良にまたがる文化遺産。 紀伊半島・紀伊山地にある、自然崇拝を起源とする「熊野三山」(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)と「高野山」、「吉野・大峯」に参詣道を含む広範囲に渡る遺産。神仏習合の宗教観を残す。 20...

    登録国 日本
    登録年 2004年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (vi)
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    バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群

    バーミヤン渓谷は、アフガニスタン北東部、カブールの北西約120㎞にある標高約2800mの渓谷で、1〜13世紀にかけて築かれた1000に及ぶ石窟遺跡が点在する交通の要衝である。 この地の文化的景観と遺跡群には、紀元前3~前2世紀にかけてのバクトリア王国固有の芸術と宗教が、多様な文化の影響を受け、ガンダーラ芸術へと変遷していく様相がうかがえる。渓谷の岩壁には多くの石窟...

    登録国 アフガニスタン
    登録年 2003年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) , (vi)
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    コモド国立公園

    インドネシア南部にある小スンダ列島に位置し、主要3島であるコモド島・リンチャ島・パダール島を含む国立公園である。 世界最大のトカゲとして知られるコモドオオトカゲが棲息しており、他にも希少種のイルカ等がみられる。

    登録国 インドネシア
    登録年 1991年 分類 自然遺産
    登録基準 (vii) , (x)
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