ニサのパルティア要塞群

ニサのパルティア要塞群について

トルクメニスタン南西部のニサ(ニッサとも)は、BC3世紀〜AC3世紀にかけて強大な力を誇ったパルティア王国初期の都市。
王の建物などがあった旧ニサと、そこから1.5kmほど離れた市街地跡である新ニサという二つの丘状の遺跡で構成されている。
旧ニサからはヴィーナス像や象牙のリュトンといった、ヘレニズムや西ローマ帝国やヘレニズムの影響を受けた美術品が多く発掘され、この地が中央アジアとヨーロッパ地方との文化交流点だったことを示している。

新ニサ

https://upload.si-p.net/img/1562082284_NeuNisa.jpg
New Nisa Etrap of Rukhabad,
旧ニサのやや北に作られた市街地の遺構。
現在当地に人は居住しておらず周辺に町が作られている。
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旧ニサ

https://upload.si-p.net/img/1562082106_old_nisa.JPG
Old Nisa Etrap of Rukhabad,
数多くの見張り塔のあった跡に囲まれた敷地内にパルティア王の建造物群が残る。
神殿、宮殿、貯水池の跡の他、「王の倉庫」と呼ばれる場所からは美術品なども見つかっている。
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概要

登録国 トルクメニスタン
登録年 2007年
登録基準 (ii)(iii)
分類 文化遺産
その他の特徴 古代都市

地図

ユーザーコメント

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2件のコメント

  • 2019年07月03日 21時58分

    木場絢香

    王の宮殿などの残る旧ニサと、民衆が暮らしていた新ニサ。
    比べてみると旧ニサの方が建造物あとがわかりやすい形で残っているのが興味深いですね。

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  • 2018年04月29日 19時58分

    saruko

    2017

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