紅河ハニ棚田群の文化的景観

紅河ハニ棚田群の文化的景観について

雲南省紅河ハニ族イ族自治州元陽県を中心としする斜面に広がる、ハニ族が1300年に渡り作り続けて来た棚田群である。
棚田、水供給、集落、森林の4要素からなり、四つの幹線水路と数百にものぼる溝が張り巡らされている。自然崇拝に基づいたハニ族の生活が、人と自然環境の共生と調和を象徴する景観を作り上げている。

概要

登録国 中国
登録年 2013年
登録基準 (iii)(v)
分類 文化遺産
その他の特徴 文化的景観 / 森林 / 集落 / 農業 / 水利・灌漑

地図

ユーザーコメント

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2件のコメント

  • 2019年02月18日 00時07分

    ゆう

    TBS世界遺産を視聴。2019年2月17日放送分。

    中国雲南省、秘境に作られた世界最大の3,000段にもなる棚田、紅河ハニ棚田の文化的景観。
    チベット高原に居たハニ族は1200年前にここ哀牢山(あいろうさん)に移り住んだ。
    1200年かけて山の斜面に棚田を下へ下へ耕したそうだ。そして山の上にある森と棚田の間に村を作って暮らしてきたという。

    この棚田では、古代米のひとつ「赤米(あかまい)」が作られている。

    田んぼに一年中水を貼ったままという独特な製法。水が乾くと土地が崩れやすくなるためだ。しかし稲刈りの時だけは作業しやすいように水を抜く。
    稲は一束ずつ人の手で刈る。刈った稲はその場で舟の様な脱穀機を使い脱穀される。山の斜面には機械が入れられないので、水牛が田んぼを耕す。

    刈り取った稲の入った重さ40kgの袋を女性たちが担いで上の村まで運ぶ。急勾配、最大高低差500mにもなるのでものすごい重労働だ。1日に三往復することもあるという。

    棚田が一番美しいのは、霧の晴れる朝に水を張った田んぼが鏡のように輝く時である。中国人だけでなく、多くの人々が憧憬を抱く原風景がここにある。

    登録理由:棚田の景観と人々の暮らし

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  • 2017年10月02日 21時49分

    木場絢香

    とても幻想的な風景ですね。行ってみたいです。

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