ヨーロッパ (v)/(vi)/(x) シリアルノミネーションサイト/壁画/滝 の世界遺産
選択した項目: ヨーロッパ, (v)/(vi)/(x), シリアルノミネーションサイト/壁画/滝, 2級
シリアル・ノミネーション・サイトとは「連続性のある遺産」のこと。必然的に構成遺産が複数となる。
これらの遺産はひとつひとつが普遍的価値を有している必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていれば世界遺産となることが出来る。
文化遺産で言えば同一の歴史・文化を有すること、自然遺産で言えば同じ地質・生態系などを有することが重要視されており、それらの構成遺産をつなぐストーリーも重視される傾向がある。
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ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
「近代建築の五原則」を定式化し、20世紀の近代建築運動に多大なる影響を与えたル・コルビュジエの建築群。 7ヵ国17の資産からなるトランスバウンダリーサイトであり、初のトランスコンチネンタルサイト(大陸間をまたぐ遺産)である。 半世紀に渡り建築された、アルゼンチンのクルチェット邸、インドのチャンディガール、日本の国立西洋美術館、フランスのマルセイユのユニテ・ダビ...
登録国 アルゼンチン , ドイツ , ベルギー , フランス , インド , 日本 , スイス 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (vi) -
モスタル旧市街の石橋地区
ボスニア・ヘルツェゴビナ南部、ネレトヴァ川の渓谷沿いの古都モスタルは、15~16世紀にはオスマン帝国の国境の町として栄え、19~20世紀のオーストリア・ハンガリー帝国時代にも発展を遂げた。 水面から20mの天空にかかる古橋はスターリ・モストと呼ばれており、オスマン帝国の宮廷建築家ミマール・スィナンの設計。 この橋とトルコ風の古い町並みは、1990年代のユー...
登録国 ボスニア・ヘルツェゴビナ 登録年 2005年 分類 文化遺産 登録基準 (vi) -
トカイワイン産地の歴史的文化的景観
ハンガリー東北部,ティサ川のほとりに多くのワインセラーが点在する町トカイ。 この地は世界三大貴腐ワインのひとつであり、ルイ14世が「ワインの王」と称えたアスーワインの産地として世界的に知られている。 ブドウ畑、農園、村落、小都市が一体となって生み出される貴腐ワイン生産様式と自然は「文化的景観」として認められている。
登録国 ハンガリー 登録年 2002年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群
ポーランド南西部のバゥブジフ州に位置するヤヴォルとシフィドニツァの2つの平和教会。 共に17世紀中頃の宗教紛争の時建設されたものであり、木造教会としてはヨーロッパ最大であった。 三十年戦争を経てこの地ではカトリックが優位となったが、プロテスタントに対する寛容性を示すためにこれらの平和教会はカトリック的様式でありつつも新教のルター派教会と...
登録国 ポーランド 登録年 2001年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
シギショアラ歴史地区
ルーマニア中部、ムレシュ州の州都。 1191年にドイツ人(トランシルヴァニア・ザクセン人)の職人や商人が入植したことによって築かれた城塞都市。 15~16世紀の全盛期には15ものギルド(同業組合)を持ち、中欧の商業において重要な役割を担った。町のシンボルである時計台は14世紀に作られたものであり、街は今もドイツの面影を残している。
登録国 ルーマニア 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
スペイン北西部のキリスト教聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へと続く巡礼路の、フランス部分。 4本の道(「トゥールの道」「ル・ピュイの道」「トゥールーズの道」「リモージュの道」)とそれらの沿道の遺産(サン・ガディアン大聖堂、サン・セルナン教会、ポン・デュ・ディアブルなど)が登録範囲である。 また、単独で世界遺産となっているモンサンミッシェルや...
登録国 フランス 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
ポンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの考古地域
イタリア南部、かつて噴火で火山灰に埋もれた古代都市ポンペイ。 紀元79年8月24日のヴェスヴィオ山噴火によって、ポンペイやエルコラーノ等の多くの都市が廃虚と化した。 16世末、農民に偶然発見されるまで歴史の表舞台から忘れ去られる様に姿を消していた。18世紀中頃以降は発掘が進み、見つかったオプロンティスのビッラに施されていた華麗な壁画が初期ローマ帝国の...
登録国 イタリア 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
アムステルダムの防衛線の要塞
1883~1920年に建設された、アムステルダム中心部から半径15~20kmを取り囲む135kmもの長さに及ぶ防御構造物。 45の砦で構成されており、水力制御の目的で作られてはいるものの、戦争時には浅い部分を浸水させて堀のようにする役目も持っていた。つまり治水技術を応用した軍事施設といえる。
登録国 オランダ 登録年 1996年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群
スペイン西部の聖ヤコブにゆかりのある聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラへ巡礼するための道と途中の街などが複合的に登録された遺産であり、いわゆる「道の遺産」である。 エルサレム、ローマと並んでキリスト教徒の最も重要な巡礼地のひとつであるサンティアゴ・デ・コンポステーラへはフランス人が多く巡礼したことから「カミノ・フランセス」と呼...
登録国 スペイン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
ノヴゴロドの文化財とその周辺地区
ノヴゴロドはロシアの北西連邦管区、ノヴゴロド州の州都である。 12~15世紀に自由都市国家ノブゴロド公国は、ヨーロッパとロシアを結ぶ貿易の中心地として栄えた。 1040〜1050年に建てられた聖ソフィア大聖堂は、内部がモザイクで装飾されており、外側にはタマネギ型のクーポラ(円屋根)を備えたザンチン様式建築の好例である。
登録国 ロシア 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群
サンクト・ペテルブルグは18世紀ピョートル大帝がネバ川に要塞を築いてから、ロシア革命に至るまでのロシア帝国の首都であった。ソ連時代はレニングラードと呼ばれた。 現在はエルミタージュ美術館として使用されている冬宮殿をはじめとして、聖イサアク大聖堂やその他数々の建造物が「ヨーロッパの窓」と呼ばれた都市景観を現代に伝えている。
登録国 ロシア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
ロードス島の中世都市
ギリシャのアナトリア半島南部、ドデカネス諸島に属するロドス島は古来より港湾都市として栄えた。 東ローマ帝国領であったが「ホスピタル騎士団」とも呼ばれる聖ヨハネ騎士団に占領され、中世の街並みを有するに至った。病院経営でキリスト教巡礼者保護したことでも知られる彼らの築いた城塞都市が現在でも良好に保存されている。
登録国 ギリシャ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v)