(iii) 負の遺産/旧市街・歴史地区/集落 の世界遺産
選択した項目: (iii), 負の遺産/旧市街・歴史地区/集落
世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。
例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
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鹿石と関連する青銅器時代の遺跡
英名:Deer Stone Monuments and Related Bronze Age Sites 中央モンゴルのハンガイ尾根の斜面に点在する「鹿石(ディア・ストーン)」。 儀式や葬儀のために使用された石柱であり、紀元前1200年から600年頃に作られていたと考えられる。 最大で4メートルの高さがあり、ほとんどの場合、大きな墳墓の塚や供犠の祭壇と共に存在している。 鹿の彫刻が施されているのが特徴の像であり...
登録国 モンゴル 登録年 2023年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) -
アリカ・イ・パリナコータ州におけるチンチョーロ文化の集落と人工ミイラ製法
英名:Settlement and Artificial Mummification of the Chinchorro Culture in the Arica and Parinacota Region チリ共和国最北部の州であるアリカ・イ・パリナコータ州において行われていたミイラ製造の伝統、そしてその地の集落。 紀元前5450年から890年の間にアタカマ砂漠の乾燥した北海岸周辺に見られる、いわゆるチンチョーロ文化が遺した死者供養の独特な風習・文化に焦点が...
登録国 チリ 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
サルト - 寛容で都市的なホスピタリティの場
英名:As-Salt - The Place of Tolerance and Urban Hospitality ヨルダン中西部、バルカ高原にある3つの密集した丘の上に建てられ、バルカ県の県都でもあるサルトの街。 オスマン帝国の支配下にあった最後の60年間(1860年から1920年)に作られたヨーロッパと地元の伝統が合わさった歴史的建造物や、イスラム教とキリスト教の寛容がもたらした差別のないおもてなしの文化が特徴的で...
登録国 ヨルダン 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
ティムリカ・オヒンガ考古遺跡
ケニアの考古遺跡遺産。 この地域では14世紀頃よりオヒンガと呼ばれる石壁を積み上げて集落を囲んできた。中でもティムリカの特筆すべきオヒンガが登録された。
登録国 ケニア 登録年 2018年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
シュヴァーベンジュラの洞窟群と氷河期芸術
英名:Caves and Ice Age Art in the Swabian Jura ドイツ南部、シュヴァーベンジュラ(ジュヴェージッシュ・ユラとも)の6つの洞窟とそこに残された先史時代(およそ33000〜43000年前)の芸術作品。 ホーレンシュタイン・シュターデル洞窟からは世界最古級の人類の創造物として名高いライオンマンなどが見つかっており、人類が芸術をどう発展させていったかについて貴重な足跡を残...
登録国 ドイツ 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
ンバンザ=コンゴの歴史地区
英名:Mbanza Kongo, Vestiges of the Capital of the former Kingdom of Kongo アンゴラとコンゴ民主共和国の国境付近に位置する、コンゴ王国時代の歴史地区。14世紀から19世紀にかけて同王国の首都として栄えたちである。 2017年に登録決定となり、アンゴラとしては初の保有世界遺産となった。
登録国 アンゴラ 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群
コスタリカ南部、ディキス地方に残る「フィンカ6」「バタンバル」「エル・シレンシオ」「グリハルバ-24」つの遺跡群。 先コロンブス期、6世紀〜16世紀にかけて栄えた文化のものであり、各遺跡はそれぞれ異なった首長制社会の集落を代表している。 特にこの遺産を象徴するものとして、最大で直径2m以上にもなる数百体の完璧な球形をした石球がある。どのように作られたかは不...
登録国 コスタリカ 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
ヴェルヘルムスヘーエ城公園
ドイツ、ヘッセン州カッセルにあるバロックとロマン主義の庭園。 カール伯爵によって1689年から建設が開始され、18世紀にはヴィルヘルム選帝侯によってロマン主義の庭園が拡張された。丘陵の上に立つヘラクレスの銅像が象徴的である。 像の後ろの貯水池からは油圧や空圧の仕組みを使って園内に水を供給しておりその点も特筆すべきところである。 この公園は18~19世...
登録国 ドイツ 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
紅河ハニ棚田群の文化的景観
雲南省紅河ハニ族イ族自治州元陽県を中心としする斜面に広がる、ハニ族が1300年に渡り作り続けて来た棚田群である。 棚田、水供給、集落、森林の4要素からなり、四つの幹線水路と数百にものぼる溝が張り巡らされている。自然崇拝に基づいたハニ族の生活が、人と自然環境の共生と調和を象徴する景観を作り上げている。
登録国 中国 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
グラン・バッサム歴史都市
コートジボワール最初の首都である古都グラン・バッサムは同国初の文化遺産。 フランスが19世紀終盤から20世紀初頭にかけて建設した植民都市の代表例。 独立運動の様子を今に伝え、ヨーロッパ人とアフリカ人の複雑な社会的交流を窺い知れる点で貴重である。
登録国 コートジボワール 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
チャタルヒュユクの新石器時代の遺跡
トルコのアナトリア台地南部コンヤ市の南東数十km、コンヤ平原に広がる小麦畑を見下ろす高台に位置する紀元前7400年頃から同6200年頃までの墳丘遺跡である。 東西に二つの丘(テル)があり、そこに18層にもなる新石器時代のの住居跡の堆積が見られる。 これらは人類最初の定住生活や農耕生活を示す遺跡として知られる。また密集して建てられた住居跡には道が無く、各...
登録国 トルコ 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
バサリ地方:バサリ族、フラ族、ベディック族の文化的景観
セネガル南東部に位置する、バサリ地方の3つの民族と地区、バサリ族のサレマタ地区、ベディク族のバンダファシ地区、フラ族のダンデェフロ地区に残る文化的景観。 11世紀以降にこの地に居住した各民族は、それぞれの特徴を維持し、伝統的な風習や儀礼を継承しながら各地区の自然と調和した生活を送ってきた。
登録国 セネガル 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) , (vi) -
シリア北部の古代村落群
シリア北西部にある40ほどの村落郡であり、古代ローマ時代の多神教からビザンツのキリスト教への変遷と、各時代の農村の様子を伝える。 1世紀〜7世紀にかけて築かれ、8世紀〜10世紀の間に放棄された。 住居や多神教の寺院、教会、貯水槽、浴場などの建造物や景観の保存状態は良く、また利水技術、防塁の他ローマ式の農地計画をよく表している。
登録国 シリア 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
ブリッジタウン歴史地区とその要塞
カリブ海、西インド諸島内の英連邦王国の島国バルバドス。17世紀から19世紀にかけて建てられた保存状態の良い歴史地区と防衛のために築かれた要塞群が登録対象である。 イギリス植民地建築の傑出した例である。 曲がりくねった街路が特徴的であり、他の植民都市(スペインやオランダのものは碁盤目状だった)と違うことで知られている。
登録国 バルバドス 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
河回村と良洞村の歴史的集落群
安東市の河回村と慶州市の良洞村はは、14〜15世紀に形成された韓国で最も代表的な同族集落(氏族村)である。 現在もその流れを汲む人々が暮らしており、当時の貴重な景観を今に伝えている。
登録国 大韓民国 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv)