ゴブスタンのロック・アートと文化的景観

ゴブスタンのロック・アートと文化的景観について

アゼルバイジャン、首都バクー中心部から40マイル南西の半砂漠地帯に位置するゴブスタンは、岩絵芸術の宝庫である。旧石器時代から中世まで、4000年にわたって描かれた、6000もの岩絵が残る。
この地が温暖で湿潤だった時代に生息していたと思われるスイギュウやレイヨウなどを狩る姿や、ボートの絵などが写実的に描かれている。シカなどの動物を生贄とした宗教的、あるいは呪術的な集団儀式の様子を描いたものもあり、先史人類の信仰形態や生活の模様を現代に伝えている。中世になるとイスラム的なモチーフも見られるようになった。
また一帯には、最終氷河期後、旧石器時代後期から中世までこの地に居住した人びとの洞窟居住や埋葬地などの遺跡が点在している。
2004年の審議では登録見送りとなったがその後2007年に登録されるに至った。

Jinghindagh mountain –Yazylytepe hill Baku,

Boyukdash mountain Baku,

Kichikdash mountain Baku,

概要

登録国 アゼルバイジャン
登録年 2007年
登録基準 (iii)
分類 文化遺産
その他の特徴 文化的景観 / 壁画

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