文化的景観/産業遺産/建築 の世界遺産

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端的に言うと文化遺産と自然遺産の境界に位置する遺産と言える。「自然と人間の共同作業」という語に要約される通り自然環境によって制約と影響を受けることで育まれた文化や景観を指すが、大きく以下の3種に大別される。
①意匠された景観:庭園・公園・宗教空間など、人間によって意図的に設計され想像された景観
②有機的に進化する景観:自然環境に対応して形成された景観。さらに「残存する景観」と「継続する景観」に分けられる
③関連する景観:自然がその地の民に大きく影響を与えることにより、宗教的・芸術的・文学的な要素と強く関連した景観

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  • ザゴリの文化的景観

    英名:Zagori Cultural Landscape ギリシャ共和国北西部に位置するザゴリ(Ζαγόρι)の文化的景観。 ザゴロホリアと呼ばれる石造りの小さな村々が集まる地域であり、またとても幅が狭いことで知られるヴィコス峡谷や石造の橋など、自然と人工物の作り出す見事な景観が特徴的である。 複合遺産での登録を目指していたが、2023年の第45回世界遺産委員会において文化遺産としての登録...

    登録国 ギリシャ
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (v)
  • トリポリのラシード・カラーミー国際見本市

    英名:The Rachid Karameh International Fair of Tripoli 1962年トリポリの歴史的中心部とアルミナ港の間にある70ヘクタールの敷地に造られた、ブラジル人建築家オスカーニーマイヤー設計の国際見本市。 オスカーニーマイヤーとレバノンのエンジニア達との大陸間交流によって生み出された例として、また中近東の近代建築の顕著な例として認められている。 2023年1月、保存状態の悪...

    登録国 レバノン
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • ゲデオ文化的景観

    英名:The Gedeo Cultural Landscape エチオピアの高地に位置するゲデオ文化的景観は、持続可能な農林業が特徴的。 大きな木・エンセット(主食)・コーヒーが多層に栽培されているこの地はゲデオ人が密集して住んでおり、彼らの伝統的な知識が地域の森林管理を支えている。またこの地域には、宗教儀式のための神聖な森と、巨石の記念碑が点在している。

    登録国 エチオピア
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (v)
  • プーアル 景邁山古茶林の文化的景観

    英名:Cultural Landscape of Old Tea Forests of the Jingmai Mountain in Pu’er 中華人民共和国雲南省の南部、普洱(プーアル)の景邁山に広がる古茶林の文化的景観。 プーアル茶として知られる茶の栽培は、10世紀よりタイ族をはじめとした先住民によって行われており千年以上の歴史を持つ。 山の生態系と亜熱帯のモンスーン気候に対応する伝統的な栽培法をが用いられており、ま...

    登録国 中国
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (v)
  • トロンデック=クロンダイク

    英名:Tr’ondëk-Klondike カナダ北西部の亜寒帯地域、ユーコン川沿いに位置するトロンデック=クロンダイクは19世紀に起こったゴールドラッシュで知られた地域。 「ファースト・ネーション」と呼ばれるカナダ先住民と入植者の関係を表す遺産となっている。

    登録国 カナダ
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (iv)
  • モダニズム建築都市カウナス : 楽天主義の建築、1919年 -1939年

    英名:Modernist Kaunas: Architecture of Optimism, 1919-1939 リトアニア共和国のほぼ中央、ネムナス川とニャリス川の合流点位置するカウナスは同国第2の都市でありソ連時代の首都。 いち地方都市であったカウナスが急速な都市化によってモダン都市へと変貌を遂げたことを表しており、新市街とグリーンヒル地区といった構成、モダニズムを反映した様々な建築様式が評価された。 ...

    登録国 リトアニア
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (iv)
  • ジャテツとザーツホップの景観

    英名:Žatec and the Landscape of Saaz Hops チェコ共和国・プラハから北西に90kmの街ジャテツは、世界中のビール生産に使用される有名なホップ品種「ザーツホップ」の栽培と取引の伝統で形成されてきた地域。 肥沃な畑、歴史的な村、中世のホップの歴史と経済の進化を示している。

    登録国 チェコ
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv) , (v)
  • キナリグ人と”移牧の道”の文化的景観

    英名:Cultural Landscape of Khinalig People and “Köç Yolu” Transhumance Route アゼルバイジャン共和国、コーカサス山脈の移牧に関連する遺産。 半遊牧のキナリグ人の文化を保持し、環境に適応した持続可能なエコ社会システムが評価された。 “Köç Yolu”は「移牧の道」の意味。

    登録国 アゼルバイジャン
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (v)
  • ジェルバ:島の領域における定住形態の証言

    英名:Djerba: Testimony to a settlement pattern in an island territory チュニジアの東海岸に位置するガベス湾内のジェルバ島は北アフリカ最大の島。 水の乏しい島内で発展した定住パターンは、密集せず島内各地に居住しそれらをつなぐ道路網を作り上げるというものであり、この独特の形態が評価され世界遺産登録に至った。

    登録国 チュニジア
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (v)
  • ニームのメゾン・カレ

    英名:The Maison Carrée of Nîmes フランス南部、オクシタニー地域圏の街ニームに残るローマ時代の建造物。 ローマの植民地であり、ネマウススと呼ばれていた起源1世紀に建造され、皇帝崇拝に用いられていた。 古代ローマが共和制から帝国へと移行した時期の、皇帝アウグストゥスのイデオロギー的プログラムを象徴的に表している。

    登録国 フランス
    登録年 2023年 分類
    登録基準 (iv)
  • 中世アナトリアの木造多柱式モスク

    英名:Wooden Hypostyle Mosques of Medieval Anatolia トルコの複数の州にまたがり存在する5つの木造多柱式構造を持ったモスク。 外部は石造りで、フラットな木製天井を支える複数の木造柱が特徴的であり「Hypostyle(ハイポスタイル)」と呼ばれるものである。これらはいずれも13世紀後半から14世紀中頃に建設されている。

    登録国 トルコ
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1628621646_640px-CilgwynQuarry.jpeg

    ウェールズ北西部のスレート関連景観

    英名:The Slate Landscape of Northwest Wales イギリス、ウェールズに残るスレートの採石場関連遺産。 この地では1780年代から20世紀初頭に渡ってスレート(粘板岩)の採掘技術や施設などが発達した。採石場、鉱山、産業遺跡、集落から港までの一連のプロパティがシリアルノミネーションとして登録されている。

    登録国 イギリス
    登録年 2021年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1627143867_lighthouse.jpeg

    コルドゥアン灯台

    英名:Cordouan Lighthouse フランス西部、ビスケー湾に注ぐジロンド河の河口に位置し浅い岩だらけの場所に建てられたコルドゥアン灯台。ルイス・デフォワによって設計され、16世紀〜17世紀にかけて石灰岩のブロックが積み上げられて完成したのち、18世紀後半にエンジニアのジョセフ・トゥレールによって改造された。高さは68m。 人が住むことが可能であり、また聖堂としても用いら...

    登録国 フランス
    登録年 2021年 分類
    登録基準 (i) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1627151067_darmstadt-1747016_640.jpeg

    ダルムシュタットのマチルダの丘

    独名:Mathildenhöhe Darmstadt ドイツのヘッセン州南部に位置する都市ダルムシュタットにある、「マチルダの丘」と呼ばれる一連の建物群。 かつてこの地がヘッセン大公国だった頃、1899年にエルンスト・ルートヴィヒ大公が建築、芸術、工芸の新しいムーブメントを起こすべく芸術家村を設けた。芸術運動「ユーゲント・シュティール」の中心地のひとつとなったこの場所には芸術家コロ...

    登録国 ドイツ
    登録年 2021年 分類
    登録基準 (ii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1627261227_TransIranp2.jpeg

    イラン縦貫鉄道

    英名:Trans-Iranian Railway イラン北部のカスピ海と南部のペルシャ湾を結ぶ、全長1,394kmの鉄道。 1927年から1938年にかけて建設されたこの鉄道は2つの山脈と高地や平野など様々な環境の中を通されており、大小数多くの橋と224にも及ぶトンネルが作られている。

    登録国 イラン
    登録年 2021年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1627265728_2806546645_2beca074ff_c.jpeg

    パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観

    英名:Paseo del Prado and Buen Retiro, a landscape of Arts and Sciences スペインの首都マドリードの中心部を通るプラド通り(パセオデルプラド)と、レティーロ公園(ブエンレティーロ)。公園はかつて宮殿があったが焼失後に王家からマドリード市に譲渡された。 第44回世界遺産委員会において登録延期勧告から逆転登録となった。

    登録国 スペイン
    登録年 2021年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv) , (vi)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1627583887_Hawraman.jpeg

    ハウラマン/ウラマナトの文化的景観

    英名:Cultural Landscape of Hawraman/Uramanat イラン北西部のコルデスターン州およびケルマーンシャー州のザグロス山脈中心部に位置するクルド地区であり、紀元前3000年前頃からクルド人の作り上げた山岳集落。 平地の少ない山の急斜面に石積みの家を建てる独特の風習が作り上げた文化的景観である。

    登録国 イラン
    登録年 2021年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1628017924_640px-Geometria_e_luz_OHL4652.jpeg

    ロバート・ブール・マルクス記念遺産

    Sítio Roberto Burle Marx ブラジルはリオデジャネイロの西、グアラチバに位置する、環境デザイナー/造園芸術家ロバート・ブール・マルクスの自宅だった建物や庭、熱帯植物等の一連の遺産群。 3,500種の熱帯・亜熱帯植物がマングローブや大西洋岸森林と調和しており、世界遺産に登録された初の近代的熱帯庭園となった。 また、ロバート・ブール・マルクスは同じくブラジルの世界遺...

    登録国 ブラジル
    登録年 2021年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1628465046_bologna-2362008_640.jpeg

    ボローニャのポルチコ群

    英名:The Porticoes of Bologna イタリア北部の都市ボローニャに残る柱廊玄関のアンサンブルとその周辺、合計12個の要素で構成されるシリアルノミネーションサイト。12世紀から現在までに至る、市内の62kmにおよぶアーケードの中でも代表的な部分である。 第44回世界遺産委員会において、事前勧告では「登録延期」だったが本決議で登録となった。

    登録国 イタリア
    登録年 2021年 分類 文化遺産
    登録基準 (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1628263690_640px-Chinchorro_mummy,_south_coast_of_Peru_or_north_coast_of_Chile,_5000-2000_BC_-_San_Diego_Museum_of_Man_-_DSC06921.jpeg

    アリカ・イ・パリナコータ州におけるチンチョーロ文化の集落と人工ミイラ製法

    英名:Settlement and Artificial Mummification of the Chinchorro Culture in the Arica and Parinacota Region チリ共和国最北部の州であるアリカ・イ・パリナコータ州において行われていたミイラ製造の伝統、そしてその地の集落。 紀元前5450年から890年の間にアタカマ砂漠の乾燥した北海岸周辺に見られる、いわゆるチンチョーロ文化が遺した死者供養の独特な風習・文化に焦点が...

    登録国 チリ
    登録年 2021年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (v)
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