アジア 文化遺産 (iv)/(v)/(vii) の世界遺産

選択した項目:   アジア, 文化遺産, (iv)/(v)/(vii), 文化的景観/壁画/滝

端的に言うと文化遺産と自然遺産の境界に位置する遺産と言える。「自然と人間の共同作業」という語に要約される通り自然環境によって制約と影響を受けることで育まれた文化や景観を指すが、大きく以下の3種に大別される。
①意匠された景観:庭園・公園・宗教空間など、人間によって意図的に設計され想像された景観
②有機的に進化する景観:自然環境に対応して形成された景観。さらに「残存する景観」と「継続する景観」に分けられる
③関連する景観:自然がその地の民に大きく影響を与えることにより、宗教的・芸術的・文学的な要素と強く関連した景観

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  • 古代サバ王国のランドマーク、マアリブ

    英名:Landmarks of the Ancient Kingdom of Saba, Marib イエメン西部、首都サナアの東120kmに位置するマアリブ(マリブ)にある古代サバ王国時代の7つの遺跡。 紀元前1世紀から西暦630年頃にイスラムが到達するまでのものであり、都市集落・城壁・寺院などのほか南アラビアで特筆すべき古代オアシスであったことが評価された。 紛争によって破壊の危険が迫っていることから、202...

    登録国 イエメン
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv)
  • 古代エリコ / テル・エッスルタン

    英名:Ancient Jericho/Tell es-Sultan パレスチナのヨルダン渓谷のテル(土塁)に位置するこの遺産は、紀元前9〜8千年紀の定住地跡を持つ。 肥沃な土と水源の近さが魅力で、新石器時代の信仰の証や都市計画の兆候、中期青銅器時代のカナン都市の存在が確認されている。

    登録国 パレスチナ
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv)
  • プーアル 景邁山古茶林の文化的景観

    英名:Cultural Landscape of Old Tea Forests of the Jingmai Mountain in Pu’er 中華人民共和国雲南省の南部、普洱(プーアル)の景邁山に広がる古茶林の文化的景観。 プーアル茶として知られる茶の栽培は、10世紀よりタイ族をはじめとした先住民によって行われており千年以上の歴史を持つ。 山の生態系と亜熱帯のモンスーン気候に対応する伝統的な栽培法をが用いられており、ま...

    登録国 中国
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (v)
  • コー・ケー:古代リンガプラ(チョック・ガルギャー)の考古学的遺跡

    英名:Koh Ker: Archaeological Site of Ancient Lingapura or Chok Gargyar

    登録国 カンボジア
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • キナリグ人と”移牧の道”の文化的景観

    英名:Cultural Landscape of Khinalig People and “Köç Yolu” Transhumance Route アゼルバイジャン共和国、コーカサス山脈の移牧に関連する遺産。 半遊牧のキナリグ人の文化を保持し、環境に適応した持続可能なエコ社会システムが評価された。 “Köç Yolu”は「移牧の道」の意味。

    登録国 アゼルバイジャン
    登録年 2023年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1627583887_Hawraman.jpeg

    ハウラマン/ウラマナトの文化的景観

    英名:Cultural Landscape of Hawraman/Uramanat イラン北西部のコルデスターン州およびケルマーンシャー州のザグロス山脈中心部に位置するクルド地区であり、紀元前3000年前頃からクルド人の作り上げた山岳集落。 平地の少ない山の急斜面に石積みの家を建てる独特の風習が作り上げた文化的景観である。

    登録国 イラン
    登録年 2021年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1627140190_385792950_186e55061a_c.jpeg

    ヒマ文化圏

    英名:Ḥimā Cultural Area サウジアラビア南西部ナジュラーン州の乾燥した山岳地帯に位置し、古代のキャラバンルート上であったヒマー文化圏には、古くは7,000年前に遡る壁画があり、動物や狩猟の様子・植物や生活が描かれている。 また、20世紀後半までの間にこの地を訪れた者などが書いたと思われるムスナド語、アラム語-ナバテア語、南アラビア語、タムディック語、ギリシャ語、...

    登録国 サウジアラビア
    登録年 2020年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (iii) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1565535258_site_FanshanCemetery.jpg

    良渚古城遺跡

    英名:Archaeological Ruins of Liangzhu City 中国浙江省杭州市良渚(りょうしょ)で発見された長江文明のひとつとされる良渚文化の遺跡。後期新石器時代、およそ紀元前3,300〜2,300年頃のものと考えられている。 稲作を経済基盤とし、信仰を共有することで形成された初期の地域国家の証明、また中国文化の起源として評価された。

    登録国 中国
    登録年 2019年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1531203944_oasis.jpg

    アハサー・オアシス、進化する文化的景観

    サウジアラビア中部東側、ペルシャ湾から数十キロ内陸に位置する世界最大のオアシスとされており、有史以来天然の水が湧き出る場所として知られていた。 砂漠の中のオアシスながら、湧き水を活かしてコメやナツメヤシが栽培されてきた。 バーレーンで行われた第42回世界遺産委員会において、事前の「不登録」勧告から一転し逆転登録となったレアケースである。

    登録国 サウジアラビア
    登録年 2018年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1531208885_Rigobert_Bonne_Perse.jpg

    ファールス地方のサーサーン朝考古景観

    英名:Sassanid Archaeological Landscape of Fars Region サーサーン朝時代を伝える8箇所の遺跡群。 イラン、ファールス州のサーサーン朝時代の史跡群の登録地域はフィールーズアーバード、ビーシャープールやサルヴェスターンまで広範囲にわたる。 自然地形の活かされている景観、文化的伝統やローマ時代の芸術などがイスラム時代の建築様式や芸術的スタイルに大きな影響を与えた...

    登録国 イラン
    登録年 2018年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (v)
  • https://world-heritage.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1500336194_e834b6072ff4043ed95c4518b7484f91eb7fe6d304b0144195f3c27fa6e4b7_640.jpg

    アフロディシアス

    英名:Aphrodisias トルコ西部の村ゲイレ近郊に位置する、小アジアの古代都市アフロディシアス。 紀元前3世紀頃に建設された都市であり、その名はギリシア神話の女神アフロディテに由来する。近隣で大理石が採れたことから栄え、神殿や浴場、スタジアムが作られた。

    登録国 トルコ
    登録年 2017年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (vi)
  • https://world-heritage.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1493760404_imgF1491874224_4355331191_fb78f810b6_z.jpg

    ペルシア式カナート

    イラン国内に点在する灌漑システムで、地下水路として作られたカナート。 乾燥した砂漠では、農業を営む恒久的な集落は、古代のカナートによって支えられている。 渓谷上部の沖積地の帯水層から、何キロにも渡って重力に従い地下トンネルを水が流れてくる灌漑システムであり、この仕組みを代表する11のカナートが登録範囲。 一部は同国の文化遺産である「バムの文化的景観」と重な...

    登録国 イラン
    登録年 2016年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1494006495_ani.jpg

    アニの古代遺跡

    トルコの北東部、アルメニアとの国境である峡谷を見下ろす台地に位置するアニは、アルメニア人によって中世に建設されたシルクロードの商業都市であり、10世紀から11世紀にバグラトゥニ朝アルメニアの首都であった。 アニ遺跡内の21の建築物が世界遺産に登録されている。 キリスト教やイスラム教の王朝によって、何世紀にも渡り築き上げられた中世都市の特徴をよく示している。

    登録国 トルコ
    登録年 2016年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1504265064_スーサ-Royal_City_and_Acropolis_Tepes.jpg

    スーサ

    イラン南西部、イラクにまたがるザグロス山脈の麓スシアナ平原に位置する古代都市スーサ。 紀元前4,000年頃まで遡る古来より交易上の要衝で、エラム王国やアケメネス朝ペルシアの首都として宗教・文化の中心として栄えた。 住居跡、アクロポリス、ダレイオスの宮殿などが残り、また各時代の遺跡が層を成している。

    登録国 イラン
    登録年 2015年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1502077079_メイマンド.jpg

    メイマンドの文化的景観

    イラン中央山脈の南部にある渓谷付近に位置する集落メイマンド。 この地の住民は季節によって放牧や移住を行うことで知られており、冬は洞窟住居で生活している。家畜ではなく人が移動するという点では独自である。

    登録国 イラン
    登録年 2015年 分類 文化遺産
    登録基準 (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1501866384_シンガポール植物園.jpg

    シンガポール植物園

    シンガポール市の中心部に位置する、1859年に設立された植物園。 ローレンス・ニーベンが景観設計を行い現在でもそれに基づいた配置がなされており、国立洋ラン園をはじめとした幾つかのエリアに分かれている。 開園以後、娯楽及び研究の場としての役割を果たしており、20世紀のゴムのプランテーション拡大とも関連が深い。英国植民地に作られた熱帯植物園の顕著な例として世...

    登録国 シンガポール
    登録年 2015年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1508297679_Diyarbakr_Western_City_Wall.jpeg

    ディヤルバクル要塞とヘヴセル庭園群の文化的景観

    トルコ南東部、「肥沃な三日月地帯」として知られるチグリス川上流域に位置するディヤルバクルは、壮大な外壁に囲まれた城塞都市。 「ディヤルバクル」という名前は20世紀になって正式に制定されたものであり、それ以前は古代ローマ時代にアミダと呼ばれていた。 この地はヘレニズム時代、ローマ時代、ペルシア時代、ビザンツ時代、オスマン時代を通じて重要な地点であり続け...

    登録国 トルコ
    登録年 2015年 分類 文化遺産
    登録基準 (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1508298666_Batir.jpeg

    パレスチナ:オリーブとワインの地-エルサレム南部バティールの文化的景観

    12世紀以降、地域の農業生産の一角を担ってきたエルサレムの南西、ナブルスとヘブロンの間の中央高原地帯に位置するバティール周辺の丘陵景観は、ワジ(涸れ川)として知られる一連の農業渓谷で、階段状になった石垣が特徴である。市場向けの野菜栽培のために水が引かれた農地がある一方で、ブドウやオリーブの木が植えられた乾燥した土地があり、伝統的な農業景観を形成している。 ...

    登録国 パレスチナ
    登録年 2014年 分類 文化遺産
    登録基準 (iv) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1503616978_シャフリ・ソフテ.jpeg

    シャフレ・ソフテ

    イラン高原を横切る交易ルートに位置する都市遺構であり、紀元前3200年頃に形成されたイラン東部最初の都市。 シャフレ・ソフテ(シャフリ・ソフタとも)の名前の由来は「燃えた街」であるが、紀元前2000〜1800年頃になぜ焼失し街が廃棄されるに至ったかは詳しく解明されていない。一説には気候変動や水系の変化の影響とも言われている。 遺構の住居跡や出土品からは...

    登録国 イラン
    登録年 2014年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1494004003_archeology-pergamon-2.jpg

    ペルガモンとその周辺:様々な時代からなる文化的景観

    トルコはエーゲ海地域、丘の上に位置するペルガモンは、紀元前3世紀にギリシャ人のアッタロス朝(ペルガモン王国)の首都として建設された都市遺跡である。 ヨーロッパと中東を結ぶ場所に位置した関係上、文化や科学、政治の中心地として発展し、ヘレニズムや古代ローマ、ビザンツ、オスマン帝国の各文化の融合が見られる。

    登録国 トルコ
    登録年 2014年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) , (vi)
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